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T教授の「戦略的衝動買い」 第370回

日本から産まれてほしいこだわりのモバイルバッテリー「myCharge」を衝動買い!

2016年03月09日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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デザインとケーブルマネージメント
に優れた「HUBMAX」

ABS本体をアルミニウムで包んだクールなデザインが素晴らしい

ABS本体をアルミニウムで包んだクールなデザインが素晴らしい

極端に角ばらず、不必要な曲面でもなく、持った感じがいい。よく考えられたデザインだ

極端に角ばらず、不必要な曲面でもなく、持った感じがいい。よく考えられたデザインだ

 同社の同じコンセプト、同じデザインの商品に、よりバッテリー容量の大きな「HUBULTRA」(12000mAh)と、容量は小さいがよりコンパクト性を求めるユーザーのための「HUBPLUS」(6000mAh)という全部で3種類のサイズ(バッテリー容量)違いのモデルが提供されている。

実測重量は、一般的でマトモな9000mAhバッテリーより25%くらい重いだけ

実測重量は、一般的でマトモな9000mAhバッテリーより25%くらい重いだけ

 筆者の購入したHUBMAXも他の仲間と同じような外観となっている。マットなABSの本体はシボ加工されたアルミニウム板で覆われており、なかなかデラックスかつ手触りの良い仕上げの商品だ。本体重量は実測で270g。国内の同等クラスのUSBモバイルバッテリーより数十グラム(25%前後)だけ重い。

 しかしたった数十グラムの増加だけで、HUBMAXはリトラクタブルなACプラグと、同じくリトラクタブルな2本のショート充電ケーブル(LightningケーブルとmicroUSBケーブル)を本体に見事に収納できるようにデザインされている。

当然100~240Vまでの入力に対応し、3.4Aの出力を保証している

当然100~240Vまでの入力に対応し、3.4Aの出力を保証している

iPhone 6 PlusとASUS ZenFone Zoomの同時充電もまったく問題なし

iPhone 6 PlusとASUS ZenFone Zoomの同時充電もまったく問題なし

筆者のiPad ProとHUAWEIのAndroidスマートフォンも同時充電可能だった

筆者のiPad ProとHUAWEIのAndroidスマートフォンも同時充電可能だった

 入力は100~240Vでバッテリーの容量は9000mAh。アウトプットは余裕の3.4Aなので、スマホを同時に2台充電したり、スマホとタブレットの両方を同時に充電することも可能だ。

リトラクタブルなACプラグを搭載しているモバイルバッテリーは国内ではほとんど見かけない。価格が安いことが一番だからだろうか?

リトラクタブルなACプラグを搭載しているモバイルバッテリーは国内ではほとんど見かけない。価格が安いことが一番だからだろうか?

 またリトラクタブルなACプラグのお陰で、出先のオフィスや出張先のホテルの部屋などの環境でも、壁面のACコンセントさえあれば、USB/ACアダプターやUSB充電ケーブルを一切必要とせず、HUBMAX本体だけで何時でも速攻で充電可能だ。

ケーブルレスでACコンセントさえあればすぐに充電可能だ。新幹線内でも便利だ

ケーブルレスでACコンセントさえあればすぐに充電可能だ。新幹線内でも便利だ

 出張先や外出先でUSB充電ケーブルやUSB/ACアダプターを忘れたというトラブルもなくなり、持ち出し準備などに神経を使うこともない便利さだ。

目立ち過ぎない小さな白いLEDライトでバッテリー残量や、壁面ACから本体充電の状況が読み取れる

目立ち過ぎない小さな白いLEDライトでバッテリー残量や、壁面ACから本体充電の状況が読み取れる

 HUBMAX本体の電源ボタンのすぐそばには4個のLEDインジケーターがあり、充電状況やスマホなどに給電中のバッテリー残量を表示してくれる。いたずらに派手なカラーLED表示ではなく控えめなサイズと輝度の好感度が高い。

コスパと機能&デザイン、モバイルバッテリーも二極化が必要

同じ機能を前提にしてHUBMAXと国内で人気のモバイルバッテリーを比較すると、スッキリさ加減がだいぶ違う。安価なコスパ商品だけではなく早く国内でもHUBMAXを超える本当に価値ある商品が登場して欲しいものだ

同じ機能を前提にしてHUBMAXと国内で人気のモバイルバッテリーを比較すると、スッキリさ加減がだいぶ違う。安価なコスパ商品だけではなく早く国内でもHUBMAXを超える本当に価値ある商品が登場して欲しいものだ

 最近は日本で販売されているUSBモバイルバッテリーの中にも“ケーブルマネジメント”を考慮して、単に安いだけのモバイルバッテリーを卒業した商品も多い。

 そしてオン・ザ・ウェイの給電装置として、ユーザーの使い勝手や携帯性能、トータルなデザインを考慮した製品も増加しつつある。しかし、まだまだ、HUBMAXのようなmyChargeブランドには追いついていない。

 国内メーカーからもmyChargeのHUBMAXを超えるオールインワンの素晴らしいモバイルバッテリーが登場することを期待したい。

 USBモバイルバッテリーも単に安いだけの“コスパ製品”と、それなりに高額な商品だが、“機能性”に“アイデアと工夫”が盛り込まれ、“グッドデザイン”で“ユニークな製品”の二極分化が必要だろう。

T教授

今回の衝動買い

アイテム:myCharge HUBMAX

価格:ショップmyCharge USAにて129.99ドル(日本までの送料別)で購入


T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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