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みなさん、ここはひとつ音ではなく、かっこよさにお金を出しましょう

見た目超最高、JC-120のBluetoothスピーカーは完成度高い

2016年02月28日 12時00分更新

文● 四本淑三

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プロも唸るディテールの作り込み

 行ってみたのは東京都府中市にある老舗のリハスタ「スタジオフライト」。JC-120は、A/B2つあるスタジオの両方に置いてあります。荷物を置いて、おもむろに撮影を始めようとJC-01を取り出したところ。

 「あっ、これFacebookで見ました! これはJCいくつなんですか? 音を聴いてみたいんですけどいいですか? これってローランドが作ってるんですか?」

 と、スタジオ店長である中村さんも興味津々の様子なので、デヴィッド・ボウイの遺作『★』を鳴らしながら、2人でじっくり見比べることに。

「いやぁ、笑っちゃいますね、これ」と、長年JC-120を見慣れた中村店長も、ルックスに関しては合格点

パネルの配色、プリントの字体、ツマミの形はそっくり

持ち運び用のハンドルやキャスターこそないものの、エッジを保護するバンパーと鋲もプラスチック成形で再現

特に感心したのが、バッフルボードに付けられたスラント。ちょっと迎角が付いているのも同じ。これがないとジャズコに見えないんだなぁ

そしてRolandのロゴバッジもバッチリ。スピーカーを覆うネットの白い格子状の糸も、それらしく見えるようにプリントされています

 若干違和感があるのは、縦横の寸法比。これはJC-120より、その昔に存在したJC-20に近いかも。とはいえこれ以上細部を追求しようとしたら、タミヤにスケールモデルを発注するしかないだろうという程度の完成度です。

 中村店長も「クラブやDJの連中はピンと来ないかもしれないですけど、バンドの連中は見た瞬間に食いつきますよね」と、食い気味におっしゃっていました。ただし「これを5個買うと、ホンモノが買えちゃうわけですね。いまジャズコはサウンドハウスで10万円しないですから」とも。

 ううむ、やっぱり、この値段をどう考えるかが問題ですな。

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