還付金は確定申告してから約1ヵ月で入金される
eTaxの場合は2～3週間程度
還付加算金というご褒美があると聞いて！（ハッチ）
大半の個人事業主には無縁ですけどね……（宮原）
ハッチ ねぇねぇ、確定申告したら還付金もらえるんだよね？
いくちょん これまでに源泉徴収された金額よりも納税額が少なければ、その差額が還付金として戻ってきますね。
ハッチ いつ還ってくるんだろう。そのお金で買いたいものがあるんだけど……！
いくちょん もう使う話ですか(汗)
宮原 還付金は確定申告を済ませてからだいたい1ヵ月くらいで入金されますね。e-Taxの場合は2～3週間程度です。
ハッチ なんだ、そんな先なんだぁ～。
宮原 税務署では受付順に処理しますから、確定申告が早いほど入金も早いです。もし還付が遅くなった場合には、還付加算金がついて、入金は遅くなりますけど金額が増えます。
ハッチ 遅くなると、増えるのか。だったら還付が遅くなったほうがいいなぁ。
宮原 還付加算金は、最低1万円以上の還付金が前提で、3月16日から起算して延滞税と同じような計算をするので、そうそうないとは思います。ちなみに還付加算金は雑所得として翌年に申告しないといけません。
ハッチ 面倒が増えるならやっぱり早いほうがいい！
いくちょん 文字通り現金ですねぇ。
源泉徴収されない人は、確定申告と同時に納税を！
さっそく訂正申告すべき人がいるようですねぇ（怒）
とっぱらいのぉぉぉーー誘惑にぃぃーー負けてしまいぇぇぇ（泣）
いくちょん ふと思ったんですけど、私たちみたいに源泉徴収されている人は還付金がありますけど、源泉徴収されない人はどうなるんでしょう？ たとえば現金商売の個人商店などは源泉徴収とほぼ無縁ですよね。
宮原 源泉徴収されない個人事業主の場合には、あらかじめ税金を納めていないわけですから、決算時ではじき出した税額を納めることになりますね。
そのような方々は、確定申告と同時に自分で納付書を作成して申告期限までに納税する必要があります。納税は税務署の窓口のほか、郵便局や銀行でもできますよ。ただし税務署の場合、申告とは別の窓口になりますからご注意を。振替納税の方は4月に引き落とされます。
また、年間15万円を超える税額になる場合には、予定納税といって、前年の税額を元にした金額をあらかじめ納めておいて、差額を納めたり、納め過ぎていたら還付してもらうこともできます。
ハッチ 源泉徴収されてない収入……。
いくちょん ハッチさん……何か隠してますね？
ハッチ い、いや、な、何も……じつはとっぱらいの仕事をいくつか受けてて……源泉徴収されてないから申告しなくていいかと……今回の申告に入れてなかったような、入れていたような……。
いくちょん どっちなんですか？
ハッチ 記憶を確認いたしますのでしばらくお待ちいただけますようお願い申し上げます（沈黙）……今となってはまったく思い出せません。
いくちょん このやりとり、最近どこかで見たような。
宮原 確定申告の内容に間違いがあった場合、期限内であれば訂正申告ができます。期限内に最後に提出されたものを有効とする取り扱いですが、間違いを避けるため、直近の提出時の控えと一緒に、正しい申告書を提出しましょう。
期限が過ぎているのであれば、税額が増える場合は修正申告をして差額を納め、減る場合は更正の請求をして戻してもらうことになります。今回は源泉徴収されていない収入がもれていたのですから当然税額が増えることになりますね。
いくちょん すぐ訂正申告しましょ？
ハッチ みなさんのご指摘を真摯に受け止めて、申告のぉぉぉーー、うぇっ、あーー、一生懸命やってきてぇ～、やっとやっとここまでぇーーーー、うぅっやってきたんですぅぅ～～！！
いくちょん 号泣してもダメです。
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