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セールスフォースやさくらとの提携、“C~F”までのサービス拡充!

ベンダーの垣根を越えた「みんなのSORACOM」が止まらない

2016年01月28日 07時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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KinesisやAzure Event Hubsと連携できる「SORACOM Funnel」

 4つ目の「SORACOM Funnel」はクラウド連携を容易にする新たなオフロードサービス。汎用的なデータ転送サービスであったSORACOM Beamを補完し、認証情報とリソース指定だけで、クラウド連携を実現してくれるという。

SORACOM Funnelについて説明するソラコムCTO 安川健太氏

 説明とデモのために登壇したソラコムCTOの安川健太氏は、SORACOM Beamだけでは、クラウド連携がまだまだ面倒という点を指摘した。「クラウドサービスごとに異なる認証ロジック、データのバッファリング、損失時の再送などをお客様にお願いする必要があった」(安川氏)。この部分をオフロードすべく、SORACOM Fuunelではプロトコル変換や認証、バッファリング、エラー処理などのサービスを提供。ユーザーは本来開発すべき、データの収集とサービスに集中できるという。

クラウドリソースアダプターとして認証やバッファリング、エラー処理を担うSORACOM Funnel

 SORACOM Fuunelでは今回ストリーミングデータの解析に最適なAmazon Kinesis Stream向け、S3やRedshiftにデータを流し込めるAmazon Kinesis Firehose向けのほか、ユーザーの要望が多かったMicrosoft Azure Event Hubs向けの3種類のクラウドリソースアダプターが用意される。安川氏はSORACOM Funnelを経由して、Azure Event Hubsにデータを流し込み、PowerBIで解析するというデモを披露した。

AWSのKinesisのみならず、Azure Event HubsもサポートAzure Event Hubsに集積したデータをPowerBIで分析

新サービスは本日から開始!電子書籍やアイコンセットも提供

 新サービスも含め、Air、Beam、Canal、Directに関しては1年間の無料利用枠を用意するという。また、EndorseとFunnelは2月末まで無料利用が可能。もちろん、すべてのサービスは従量課金で提供され、本日以降利用可能になるという。

新サービスは本日から利用可能で、無料利用枠もあり

 新サービスの発表を矢継ぎ早に進めるソラコム。玉川氏は、「今後も開発スピードを重視していく。運用コストの削減も進め、削減した部分をお客様に還元していきたい」という姿勢を改めてアピール。また、今年はグローバル進出を本格化させるほか、パートナーや開発者向けのコミュニティを重視すると説明した。

 さらにPowerPointやCacooで利用できるソラコム公式のアイコンセットを提供することが発表されたほか、「年末がんばりました」(玉川氏)という入魂の電子書籍「SORACOM入門」も発売開始。玉川氏は聴衆に7月には今回の倍の規模のイベントを開催することを告げ、壇上を去った。

構成図の作成に役立つSORACOMアイコンセット電子書籍「SORACOM入門」も本日から発売開始

 AWS時代に親密だったパートナーに加え、デバイスやソリューションという観点で新しいパートナーが増え、わずか4ヶ月でエコシステムは大きく拡充。ベンダーの枠を越えた「みんなのSORACOM」に成長した感がある。開発者に火を付ける新サービスも次々と投入され、国内随一のIoTイネーブラーとしてアクセルを踏み抜く勢いがますます加速しているように見える。

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