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エンジニアが転職すべきかどうかの7つのポイント

2016年01月21日 11時59分更新

大滝由子

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身近な人を大切にする人脈作り

人材紹介会社を通じて、直接応募、転職先の探し方はたくさんありますが、エンジニアは、知り合いの会社に転職するパターンも多いです。

紹介会社や直接応募より知り合いの紹介での転職は、採用面接や試験が通りやすい、知人がいることで内部の情報が転職前にも後にも得やすい、ゼロから構築する転職先での人間関係が転職後も知人がいるため職場に早くなじめるなどのメリットがあります。

エンジニアの転職は、人との交流やつながりが重要です。ではどんな人とのつながりを築き、大事にすれば良いのでしょうか? 周りを見渡してみましょう。次の人たちが人脈となります。

  • 同僚、上司、部下、後輩
  • 取引先
  • 友人や親戚
  • 地元の人々
  • 社外の勉強会の仲間
  • ブログ読者

え? そんな人まで? と思う人が入っていると思いますが、あなたが出会うほとんどの人はあなたのキャリアアップになんらかの手がかりを持っているのです。

「人脈」に社外の有力な人とのコネクションを求め、異業種交流会やネットワーキングパーティに参加する人もいますが、役立つことは少ないです。参加者全員が同じことを考えて参加しているので、ライバルも多く、話ができる時間も短いため、関係を築きにくいのです。ただの名刺交換で終わることがほとんどです。

転職のための人脈は、「自分のことをよく知っている」が大切

取引先を「人脈」として考えている人が多いのですが、見落としがちなのが、現在の同僚や上司、後輩などの社内のメンバーです。自分の仕事ぶりや性格を知っているので、信頼されていれば、転職先から呼ばれるケースがあるでしょう。これなら、ゼロから人間関係を構築する必要がなく、職場に早くなじめます。

業界の全然違う友人や親戚、ご近所さんも、私がIT業界っぽい認識程度でも、知人がエンジニアを探しているのでどうか? と仕事を紹介してくれる人がいるものです。

転職につながらなくても、自社のサービスを紹介したり情報交換したり、市場ニーズを知るにも、人脈作りは役立つことが多いです。

どこの人とも、分け隔てなく礼儀正しく接しておくと、いろいろなチャンスが舞い込んできます。さらにブログがあると、URLを先方に渡すだけで、後々仕事につながることも多いです。

転職が多い外資系企業では、自分のブログやSNSを通じて知り合った人脈を細く長く維持している人が多くいます。いつ誰が自分の上司になるか(それがかつての自分の部下であることもしばしば起こります)、自分の顧客となるかわからないため、基本スタンスとしてハラスメントが起こりにくく、周囲の人に親切です。

日本もそんな社会になりつつあります。道徳的なことだけでなく、周囲のあらゆる人に対して誠実に接すれば、実利的なチャンスもあるでしょう。

勉強会への参加と Facebookで人脈を築こう

人脈作りの一環として勉強会に参加するのもオススメです。

代表的な勉強会のお知らせを以下に挙げます。

dots(http://eventdots.jp/

株式会社インテリジェンスの運営するITイベントや勉強会の情報サイトです。

イベントカレンダー+ログ(https://event.atmarkit.co.jp/

@ITに運営する総合イベントポータルです。こちらも無償・有償問わず、様々なセミナーや勉強会を掲載しています。



勉強会やユーザー会で知り合った人と、細く長く良い関係を築くには、SNSを活用しましょう。LinkedInはビジネス的なアピールには向いていますが、人脈を築くのは日本ではFacebookがよいでしょう。

Facebookを人脈作りで使うと割り切るのであれば、以下の点に注意しましょう。

  • 誰かの悪口や仕事の愚痴を書かない
  • 実名で登録する
  • 実名で誰に読まれてもよいことを書く
  • 仕事の話よりも、趣味や旅行の話など、自分のプライベートな部分が見えるものをアップする

取引先の人から突然友達申請がきても、いつでもOKできる状態にしておくのがベストです。

今回の記事を読んで、転職準備が遅すぎると思うのであれば、今すぐアクションを起こすべきです。キャリアの種まきは早いほどよいものです。一番早くスタートできる日は、「今日」なのです。

マインドマップを活用した職務経歴書、ブログでのアピール、近い人との人脈作り、勉強会の参加、できるところから、少しずつはじめましょう。稚拙ながらもコツコツと続けていけば、ある日「量」が「質」に転化することを実感できます。それが実感できたときから、キャリアは上昇気流に乗るでしょう。

著者:大滝由子

著者写真

1971年生まれ。派遣社員からキャリアをスタートし、ベンチャー企業に勤務する途中、チームマネジメントの難しさとリーダーシップのあり方に悩んだところでコーチングと出会い、 2003年9月よりプロコーチとしてコーチングサービスを提供開始。その後外資系IT企業やベンチャーキャピタルなどにマネージャーとして勤めるも、組織で働くことにあまり面白さと特段のメリットを見いだせず独立し現在に至る。

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