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マカオGP記念! プリペイドSIM GP in マカオ

2015年12月19日 15時00分更新

文● 松永和浩 写真●松永和浩 編集●ASCII.jp

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22日からはLTEの速度を調査!

 11月20~21日は3マカオの3G回線を使っていたが、22日からCTMのLTE回線を使うことにした。CTMも3マカオも、SIMサイズは切取線にそって任意で決められるユニバーサルタイプで、microSIMも簡単に使える。

ここからはCTMのLTE SIMを使ってテストをする

 CTMのプリペイドSIMはアクティベーション不要で、APNにCTMの名前を追加するだけ。しかし、ホテルの部屋で計測しようとしても3G回線の電波しか掴まないのには困ったが、3Gでも3マカオより速かった。

 そしてマカオGP決勝のパドック。ここではLTEで通信でき、下り29Mbps超えと、かなりまともな数字を計測できた。実際にTwitterやFacebookに写真をアップロードするときも快適。これなら最初からCTMの4G版SIMを使えばよかったと後悔するレベルの速度差だった。

ホテルの部屋での計測結果。3Gよりは速いレベル

マカオGP決勝のパドック。さすがに上下ともに速い

マカオの観光スポットで次々速度調査!

 マカオGPの取材を終え、帰国日の23日にマカオの主だった観光スポットでCTMのLTESIMで速度チェックをしてみた。

 まずは、マカオといえばココ、セントポール天主堂だ。瞬間的にとんでもない数字が出ていますが、測定値は上り下りともに33Mbpsオーバー。大変優秀。

マカオの名所、セントポール天主堂。観光地なので電波的には試される大地だ

上下ともに30Mbps越え! これなら生放送の配信もできそう

 続いて、ここもマカオを代表する観光スポットのセナド広場。こちらも30Mbps近い測定値が出た。観光スポットだからアンテナを増強しているのだろうか。

 マカオといえばカジノ。マカオ半島のほとんどの場所から建物が見えるという、代表的なカジノのグランドリスボア前。ここではなんと下り55Mbps超えを記録した。Facebookの読み込みがやたら速かったのが印象的。

こちらも有名な観光スポット、セナド広場

マカオに来たらココ! カジノで一攫千金

セナド広場の計測結果。まったく問題無い速度だ

カジノでの計測結果。驚異的な速度が出た。セレブが集まるから回線も増強されているのだろうか?

 そして、帰りのマカオフェリーターミナル。ここは室内での計測なので、屋外に比べると速度はかなり遅くなるが、それでも15Mbps以上は出ていた。

 そして、香港へ戻って中環(セントラル)で再度計測。キャリアはマカオへ行くときに購入したCMHK。さすがに0.99Mbpsという数値は、マカオに比べるとLTEの恩恵が薄いか。

マカオから香港へ戻るフェリーターミナル

香港島の玄関口、セントラル

フェリーターミナルの計測結果。ほかに比べると遅いが、動画などを見ないのであれば不満は出ない

セントラルの計測結果。3G以下の速度になってしまった

 香港の中環から空港行き特急エアポートエクスプレスでデレステをプレイしつつ、到着間際に計測。それでも1.15Mbpsしか出ていない。

香港島からランタオ島にあるチェクラップコク国際空港まで直通のエアポートエクスプレス

空港近くで計測したせいか、速度はまったく出なかった。オネーサンはマカオGPで見かけたCTMのレースクイーン

【まとめ】マカオで使うなら圧倒的にLTEのSIM!

 総じてマカオの方が通信速度が速く、マカオならCTMのSIMを選んだ方が圧倒的に速い、という結論となった。

 それでは何故マカオで3GのプリペイドSIMが販売されているのかというと、中国本土から来る観光客のほとんどが3G対応の機種を使っていることが主な要因だという。マカオの人口の数倍が毎年訪れるという、中国本土の観光客の経済効果は、こういったところにも現れるのだ。

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