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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第143回

isaiにAQUOS、5.5型以上のスマホのカメラをチェックする

2015年10月12日 12時00分更新

文● 小林 誠 編集● ASCII.jp

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実写比較でもisai vividがリードという判断

 続いて実写比較。いつものように同じ被写体を撮影して、デジイチのキヤノン「EOS 70D」の写真と比較する。設定はどの機種もオートに。その写真が以下の4枚だ。

AQUOS ZETA

isai vivid

AQUOS Xx

EOS70D

 一目瞭然といった感じで、違いがよくわかる。デジイチとisai vividを見ると背景のカーテンがよく似ている。全体的に見てもデジイチとisai vividは黄色っぽい。

 これは前サイクルが終わってから、筆者が蛍光灯を暖色系に変えているからだろう。実際の様子に近いのだ。

 AQUOS 2機種はカーテンの色が白っぽく、全体もそうだ。ただ写真だけを見ればこちらのほうがキレイに感じる人も多いだろう。特にAQUOS ZETAは一見自然に見えるほど。AQUOS XxはZETAよりもさらに白っぽい。

暗所撮影の比較では
AQUOS ZETAがリードと判断

 暗所の撮影比較も行なった。被写体は一般的なオフィスよりもかなり暗い約150ルクスの明るさに設定している。

AQUOS ZETA

isai vivid

AQUOS Xx

EOS70D

 背景の色を見るとAQUOS ZETAがデジイチに近く、アヒルの人形では腹のあたりを見るとisai vividがいい感じ。さらにカラータイルを見ると、とくに上の白タイルがAQUOS Xxがよく見える。このように判断が難しいが、AQUOS ZETAが一歩リードと判断した。

インカメラ比較は3機種とも潰れ気味……
だがAQUOS Xxが明るめで目を引く

 インカメラでも撮影比較を行なった。こちらは単純に筆者の主観でキレイなものを1位とする。ただしisai vividは筆者が設定をミスしたのか左右反転してしまった。この点は評価に入れないことにする。

 またAQUOSの2機種はインカメラの位置が下にあるため、本体を上下逆にして撮影。初期設定で2秒のセルフタイマーがセットされていたのでそのまま使用している。

AQUOS ZETA

isai vivid

AQUOS Xx

 危惧していたとおり、3枚とも画素数が低いのでパソコンの画面で見ると粗く見える。

 そのなかで細部が比較的はっきりしているのはisai vivid。全体的な雰囲気もメインカメラに近いやや黄色っぽい印象だ。しかしアヒルの人形やカラースポンジ、造花を見ると色が褪せて見える。パッと見てキレイに見えないのだ。

 一方のAQUOS 2機種は、アヒルとカラースポンジで色がやたらクッキリとしていて目を引く。パッと見てキレイに感じるのはこの2機種だろう。より明るく撮れたAQUOS Xxを勝ちとしたい。

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