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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第142回

isaiにAQUOS、5.5型以上のスマホの速度を比較する!

2015年10月05日 12時00分更新

文● 小林 誠 編集● ASCII.jp

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通信速度でもau isai vividが好調
ソフトバンク AQUOS Xxは下り43Mbpsを出す!

 ベンチマークを加えたので、今回から本体の起動時間のテストは省略した。したがってここからは通信速度のテスト。いつものように横浜駅前、東京駅ホーム、浦安駅前の3か所で実行。計測にはウェブサイトの「BNRスピードテスト 画像読込み版」を使用し、各駅各スマホで上下3回ずつ計測し、各駅での最高速度と、全体の平均速度をまとめている。

 なおテストを行なったのは9月中旬の平日、天候は雨、午前10時~13時まで。どの場所もLTE(4G)のエリアとなっており、アンテナアイコンが4本中4本立つ。ただし東京駅ホームでのみauのisai vividはアンテナが4本中3本までとなった。

  ドコモ
「AQUOS ZETA」
au
「isai vivid」
ソフトバンク
「AQUOS Xx」
横浜駅
(下り/上り)
7.02Mbps/
1.69Mbps
32.20Mbps
5.88Mbps
24.24Mbps/
5.11Mbps
東京駅
(下り/上り)
15.45Mbps/
4.32Mbps
20.47Mbps
7.80Mbps
13.25Mbps/
9.69Mbps
浦安駅
(下り/上り)
9.46Mbps/
6.17Mbps
23.33Mbps/
2.01Mbps
43.07Mbps
6.95Mbps
全計測の平均
(下り/上り)
8.97Mbps/
3.08Mbps
23.11Mbps
4.64Mbps
20.52Mbps/
6.64Mbps

 平均速度で下り23Mbpsのisai vividが勝利。横浜駅で上下ともに勝ち、東京駅ホームでもアンテナは3本だが下りは20Mbps超え。浦安駅でも20Mbpsを超えている。

 一方、全体の最高速度ではAQUOS Xxが浦安駅で下り43Mbpsを達成。上りも速く、平均速度も上りは3機種で1番。下りもisai vividに次いで20Mbpsだ。

 ドコモのAQUOS ZETAは奮わない。唯一10Mbpsを超えたのが東京駅ホーム。横浜駅、浦安駅では下りで10Mbpsに届かず、全体平均でも下り9Mbps弱。数字的には他の2機種に見劣りする。

 だが体感的にはどんな違いがあるのか? そこでいつものように次のウェブブラウザーでのテストを行なっている。

ブラウザの表示時間を計測すると?
isaiがさすがのリード

 ここでは通信速度と同じ日、同じ駅で、各機種アプリのChromeを使い、PC版ASCII.jpのトップページが完全に表示されるまで何秒かかるのかを競った。通信速度に差があっても、実際の使用時には差を感じられないことがあるからだ。

 ストップウォッチで各機種3回計測し、毎回キャッシュをクリアにしてタイムを計っている。

  ドコモ
「AQUOS ZETA」
au
「isai vivid」
ソフトバンク
「AQUOS Xx」
横浜駅 7秒83 4秒18 9秒89
東京駅 7秒64 5秒97 9秒72
浦安駅 8秒77 5秒08 9秒12
全計測の平均 8秒78 5秒46 9秒81

 通信速度が好調だったisai vividがここでも圧勝。各駅の表示時間は最速で、平均タイムもはやはり早い。

 しかし興味深いのがドコモのAQUOS ZETAとソフトバンクのAQUOS Xx。通信速度はXxの圧勝だが、ブラウザーの表示時間ではZETAのほうが早いのだ。もちろん完全表示までタイムを計るので、実際には3機種ともすぐにほとんど見られる状態になっており、ストレスを感じたり、困るほどの差ではない。

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