車やスマホだけじゃなくノートPCにも対応するマルチなヤツ
「Jump Starter BTCS001」(ベステック)
大きなボディーに大容量バッテリーと多機能性を詰め込んだのはベステックの「Jump Starter BTCS001」。バッテリー容量は13600mAhと今回テストした中で最大だが、回路でのロスなどを考慮すると6000mAh程度でチャースタとさほど変わらないようだ。価格は通販サイトで約8000円程度と非常にリーズナブルで人気のバッテリーだ。
人気の秘密は安さだけではない。一式をまとめて持ち運べるケースに入っているので、これを持ち歩くか車に積んでおけばイザというときに困らない。ケースのサイズは、ぎりぎりグローブボックスに入るくらいだ(車種によってはツライかも)。
ブースターケーブルは電子制御式だが、インテリジェントというより安全面を中心に制御しているようだ。使いやすさの面では、本体に滑り止め加工がされているほか、凸凹が作れられておりエンジン始動時の揺れに強くなっている。
充電器は100Vのコンセント式と12Vのシガープラグの2つを装備しているので、2WAYチャージ対応だ。いずれも充電専用のコネクターになっているので、紛失には注意!
このバッテリー最大の特徴は、USB端子でスマホやタブレットの充電ができるだけなく、ノートパソコンのACアダプター代わりに使えるという点。添付の専用ケーブルを本体に差し込み、ノートパソコン側のコネクターは、いくつか変換コネクターが添付されているので差し替えて使う。ただし、すべてのノートPCに対応しているかどうかは不明。また、ノートパソコンのACアダプターには、いくつか電圧があるが、本機では12、16、19Vの出力をスイッチで切り替えられるようになっている。
以下は、モバイルバッテリーとして使った場合の、電圧と電流の安定性を示している。
電圧はすこし高めの5.2Vほどで安定。電流はブレ幅があるものの高い電流を維持できているので、スマホの充電用としては高性能な部類になる。
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