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カーライフを助けるモバイルバッテリーをガチ検証! 第2回

エンジンがかかった! モバイルバッテリーで車を動かす!

2015年07月24日 12時00分更新

文● 藤山哲人 編集●末岡大祐/ASCII.jp

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車やスマホだけじゃなくノートPCにも対応するマルチなヤツ
「Jump Starter BTCS001」(ベステック)

 大きなボディーに大容量バッテリーと多機能性を詰め込んだのはベステックの「Jump Starter BTCS001」。バッテリー容量は13600mAhと今回テストした中で最大だが、回路でのロスなどを考慮すると6000mAh程度でチャースタとさほど変わらないようだ。価格は通販サイトで約8000円程度と非常にリーズナブルで人気のバッテリーだ。

 人気の秘密は安さだけではない。一式をまとめて持ち運べるケースに入っているので、これを持ち歩くか車に積んでおけばイザというときに困らない。ケースのサイズは、ぎりぎりグローブボックスに入るくらいだ(車種によってはツライかも)。

ポケットやバンドが専用サイズになっているので、入れる場所に困らない。日本人的な細かな配慮が印象的

多機能なので付属品が多い。初心者にはオススメできない玄人好みの製品だ

 ブースターケーブルは電子制御式だが、インテリジェントというより安全面を中心に制御しているようだ。使いやすさの面では、本体に滑り止め加工がされているほか、凸凹が作れられておりエンジン始動時の揺れに強くなっている。

 充電器は100Vのコンセント式と12Vのシガープラグの2つを装備しているので、2WAYチャージ対応だ。いずれも充電専用のコネクターになっているので、紛失には注意!

ブースターケーブルは電子制御式で安全を確保

専用ケーブルを使ってノートパソコンのACアダプターコネクターに接続すると、本機を外部バッテリーとして使える

 このバッテリー最大の特徴は、USB端子でスマホやタブレットの充電ができるだけなく、ノートパソコンのACアダプター代わりに使えるという点。添付の専用ケーブルを本体に差し込み、ノートパソコン側のコネクターは、いくつか変換コネクターが添付されているので差し替えて使う。ただし、すべてのノートPCに対応しているかどうかは不明。また、ノートパソコンのACアダプターには、いくつか電圧があるが、本機では12、16、19Vの出力をスイッチで切り替えられるようになっている。

 以下は、モバイルバッテリーとして使った場合の、電圧と電流の安定性を示している。

 電圧はすこし高めの5.2Vほどで安定。電流はブレ幅があるものの高い電流を維持できているので、スマホの充電用としては高性能な部類になる。

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