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HDRに対応! クラウドサービスも一新の東芝「4K REGZA G20X」

2015年06月10日 11時00分更新

文● ハシモト/ASCII.jp編集部

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「REGZA G20X」3モデル

「REGZA G20X」3モデル

 東芝は10日、液晶テレビ「REGZA」の4Kモデル新機種「G20X」を発表した。6月30日に発売の予定。

 従来、同社は4Kテレビとして「Z」シリーズと「J」シリーズという2ラインナップを展開していたが、(2Kモデルを含めた)全体的なラインナップからすると高級モデルという位置づけだった。

 今回投入するGシリーズはミドルレンジの製品という位置づけで、55V型(予想実売価格30万円前後)、49V型(同26万円前後)、43V型(同21万円前後)という3サイズを用意する。

バックライトに直下型LEDを採用

バックライトに直下型LEDを採用

新画像処理エンジン「4KレグザエンジンHDR」

新画像処理エンジン「4KレグザエンジンHDR」

 ミドルとは言いながらも、G20XはIPS液晶パネル&直下型LEDバックライトを採用。さらに、画像処理エンジンとして新設計の「4KレグザエンジンHDR」を搭載。

 従来の画像処理エンジン(レグザエンジン CEVO)の3倍の処理能力があるという4KレグザエンジンHDRにより、ゲームモードでは約0.05フレームという低遅延を実現。カラーテクスチャー復元や部分解析によるノイズ低減技術などを盛り込んだ「4Kマスターリファイン」も利用可能だ。

左が従来、右がHDRに対応したモデル。画面が明るいだけでなく、解像感が高いように見える

左が従来、右がHDRに対応したモデル。画面が明るいだけでなく、解像感が高いように見える

 この画像処理エンジンの名称に「HDR」が付いている通り、次世代規格「HDMI 2.0a」で盛り込まれた「HDR」(ハイダイナミックレンジ)技術に対応。2016年2月のソフトウェアアップデートにて利用可能となる。

「Z10X」「J10X」もHDRに対応する

「Z10X」「J10X」もHDRに対応する

 なお、従来モデルの「Z10X」「J10X」についても2015年12月のソフトウェアアップデートにてHDRに対応する。

録画機能とネット機能も強化!

「SeeQVault」に対応!

「SeeQVault」に対応!

 録画機能は、地デジだけでなくBS/CSデジタルも3チューナーを内蔵。2番組を同時録画しながら、それ以外の番組の視聴も可能となる。また、著作権保護技術の「SeeQVault」に対応(2015年10月のアップデートにて)し、録画したHDDをBlu-ray Discレコーダーに接続し、BDやメモリーカードといったメディアに書き出すことができる。

特定の人物に関わるさまざまなコンテンツを一覧表示する「みるコレ」(画面は開発中のものであり、実際の画面とは異なる場合があります)

特定の人物に関わるさまざまなコンテンツを一覧表示する「みるコレ」(画面は開発中のものであり、実際の画面とは異なる場合があります)

 同社のテレビ向けクラウドサービス「TimeOn」も一新される。新たに導入される「みるコレ」は、特定の人物名などを「パック」として登録することで、それに関連する録画番組や番組表の項目、Youtube映像をまとめて表示する機能。

新しいホーム画面(画面は開発中のものであり、実際の画面とは異なる場合があります)

新しいホーム画面(画面は開発中のものであり、実際の画面とは異なる場合があります)

 また、ホーム画面では、みるコレの最新情報と、普段よく見る番組に関する最新情報が表示されるようになり、見たい番組がすぐに確認できるようになっている。

 新しいTimeOnは、G20Xでは2015年7月に開始予定で、従来機のZ10XとJ10Xについては9月開始。それ以外の機種への対応は「検討中」とのことだ。

リモコンには「Netflix」の文字がある

リモコンには「Netflix」の文字がある

 このほか、G20Xは「ひかりTV 4K」や「Netflix」に2015年9月のソフトウェアアップデートで、「4Kアクトビラ」に2015年内のソフトウェアアップデートでそれぞれ対応するという。

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