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「レンタルサーバ」「マネージドサーバ」の両サービスで無料提供

アクセス急増でも503エラー回避、さくらがブースト機能追加

2015年04月23日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 さくらインターネットは4月22日、「さくらのレンタルサーバ」「さくらのマネージドサーバ」の両サービスにおいて、アクセストラフィックの制限値を一時的に緩和する「リソースブースト」機能を提供開始した。無料で利用できる。

 さくらのレンタルサーバ/マネージドサーバでは、プランごとに1日あたりの転送量の目安が設定されている。たとえばレンタルサーバのスタンダードプランは80GB/日、同 ビジネスプランは160GB/日、マネージドサーバは200GB/日を目安にリソース設計がなされており、これを大きく上回るようなアクセスが集中すると、リソース不足でHTTP 503エラーとなる。

 今回追加されたリソースブースト機能は、上述した目安の数倍のアクセス処理能力を提供するというもの。これにより、キャンペーン実施やメディアへの露出などによってサイトへの急激なアクセス増加が発生した場合にも、HTTP 503エラーの発生を回避することが可能になる。

 同機能は、顧客自身がサーバコントロールパネルからワンクリックで有効にすることができ、有効期間は最大3日間(機能を有効にした2日後の24時まで)となっている。また、一度使用すると、次に使用できるのは前回使用開始日から14日目以降となる。

リソースブースト機能は、レンタルサーバーのコントロールパネルからワンクリックで有効にできる

 対象プランは、さくらのレンタルサーバ(スタンダード、プレミアム、ビジネス、ビジネスプロ)とさくらのマネージドサーバ。

 なおリソースブースト機能の提供開始に併せて、1カ月ぶんのCPU使用時間や転送量、ページビュー数、503エラーの発生回数などを可視化する「リソースグラフ」の提供も開始している。

コントロールパネルにリソース使用量の履歴グラフも追加された。503エラーの発生回数もカウントされるので、リソースブースト機能を利用するかどうかの判断にも役立つ

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