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富士通「LIFEBOOK SHシリーズ」ロードテスト 第1回

自宅や職場でバリバリと使える

春からの“相棒”に! 職場でも自宅でも使えるノートPC「LIFEBOOK SH90 WS1/T」 (3/3)

2015年04月23日 19時37分更新

文● 高橋量

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わずか0.2mmで大きく変わったキーボード

 「LIFEBOOK SH90/T」のキーボードはテンキーなしの86キー構成で、標準的な日本語配列を採用している。キーピッチ(キーの大きさを表わす指針)は約19mmで、十分大きくて使いやすいサイズだ。キーストローク(キーを押しこむ深さ)は約1.2mmと浅めだが、入力時に軽いクリック感が感じられた。キーを押したかどうかわからなくなるようなことはないだろう。

 ちなみに2014年に発売された前モデル「LIFEBOOK SH90/M」では、キーストロークが約1mmだった。わずか0.2mmしか変わっていないのだが、タイプ感は確実に向上している。

「LIFEBOOK SH90」シリーズのキーボード。数値入力用のテンキーはないが、個々のキーが大きいので入力しやすい

 キーボード周辺とパームレストには、削り出しのアルミ素材が使われている。そのためキーを強く押し込んでもたわみが生じることがなく、とても快適に入力できた。キーボード周りは全体的に、頑丈に作られている印象だ。欲を言えばスペースキーがもう少し長くても良かったのではないかと思うが、これは好みの問題だろう。

 マウス代わりに使うフラットポイント(タッチパッド)も、非常に使いやすい。前モデルではパッド部分とボタン部分が一体化されていたが、新モデルではふたつのボタンがパッド部分から独立している。これでパッド部分を間違ってクリックしてしまったり、右クリックしたつもりでも左クリックになってしまったなどの誤操作を防ぐことができる。

独立式のボタンを採用したフラットポイント。パッド部分にはスマートフォン/タブレット連携用のNFCリーダーが用意されている

インターフェースもしっかり搭載

 続いて、「LIFEBOOK SH90/T」が搭載する、各種周辺機器などを接続するインターフェースを見てみよう。一般的な13.3型ノートではモバイル性能を重視するあまり、いくつかのインターフェースが省略されていたり、光学ドライブを搭載していないモデルがある。だが「LIFEBOOK SH90」シリーズは軽量コンパクトな13.3型ノートでありながらも、15.6型スタンダードノート並みの拡張性を備えているのだ。

 周辺機器接続用としてはUSB 3.0×3、映像出力端子にはアナログRGBとHDMIが用意されている。ここで注目したいのは、アナログRGBだ。最近の液晶ディスプレーやプロジェクターはHDMIに対応しているが、格安モデルやちょっと古いモデルではHDMIを搭載していない場合がある。そんなときアナログRGBのないノートでは映像を外部出力できないが、「LIFEBOOK SH90」シリーズなら対応できるのだ。

外部ディスプレーやプロジェクターなどの映像出力用に用意されているアナログRGB(左)とHDMI(右)

 通信機能としてはIEEE802.11a/b/g/n/acの無線LANとBluetooth 4.0に加え、1000BASE-T(ギガビットイーサ)対応の有線LANに対応している。職場や宿泊先のホテルなど場所によっては無線LANに対応していない場合もあるが、「LIFEBOOK SH90」シリーズならケーブルをつなぐだけで有線ネットワークに接続可能だ。

「LIFEBOOK SH90」シリーズの本体前面。右側にはSD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロットが用意されている

右側面には左から電源コネクター、有線LAN、アナログRGB、HDMI、USB 3.0と並ぶ

左側面のインターフェース類は左から、ヘッドホン、USB 3.0、光学ドライブ、USB3.0の構成だ

ユニットの着脱でマシンをパワーアップ

 「LIFEBOOK SH90/T」シリーズならではのユニークな機能として、光学ドライブを取り外せる「モバイル・マルチベイ構造」が挙げられる。底面部分のスライドスイッチを操作しながら引き出すだけで、簡単に取り外し可能だ。この部分に付属のカバーを装着することで、本体の重量を減らすことができる。

店頭モデル「LIFEBOOK SH90/T」では、光学ドライブとしてDVDスーパーマルチドライブを採用している。直販モデル「LIFEBOOK WS1/T」ではBDXL対応ブルーレイディスクドライブを選択可能だ

光学ドライブを取り外した状態

 光学ドライブを取り外した部分には、カバーの代わりに増設用のバッテリーやHDDなどのユニットを取り付けることができる。オプションとして別売りになるのだが、増設用のユニットを追加することで、バッテリーやストレージの容量を増やせるのだ。

 なお直販モデル「LIFEBOOK WS1/T」なら、本体と同時購入することで「増設用内蔵バッテリユニット」を通常価格の半額で購入できる(キャンペーンとして期間を限定)。増設ユニットの利用を検討しているなら、直販サイトからの購入がおすすめだ。

携帯性と拡張性を兼ね備えた価値あるモデル

 モバイル向けノートではPCとしての基本性能よりも、携帯性を重視しているものが多い。それはそれで意味はあるのだが、メインマシンとして使うには少々役不足だ。だが大型ノート並みの性能と拡張性を持つ「LIFEBOOK SH90」シリーズなら、さまざまな用途に利用できる高いポテンシャルを持っている。特に光学ドライブと有線LAN、アナログRGBに対応する13.3型ノートは意外に種類が少ない。あらゆるシーンで活用できるモバイルノートとして、メインマシンを探している方に「LIFEBOOK SH90」シリーズをおすすめしたい。



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