富士通「LIFEBOOK SHシリーズ」ロードテスト 第1回
自宅や職場でバリバリと使える
春からの“相棒”に! 職場でも自宅でも使えるノートPC「LIFEBOOK SH90 WS1/T」 (2/3)
2015年04月23日 19時37分更新
「LIFEBOOK SH90」シリーズは軽量&薄型でコンパクト

高さはもっとも薄い前面部分で13.6mm。実際に手にとって見ると、スリムな印象を受ける
今回取り上げる富士通の「LIFEBOOK SH90」シリーズは、2015年1月に発売された最新型の13.3型モバイルノートだ。本体サイズは幅319×奥行き215×高さ13.6~19.8mmで、A4用紙(幅297×奥行き210mm)よりもわずかに大きい程度。通勤や通学に使う標準的なバッグなら、難なく納まる大きさだ。
本体カラーのバリエーションは、スパークリングブラックとアーバンホワイトの2色。スパークリングブラックのモデルは光沢を抑えた落ち着きのある雰囲気で、ビジネスシーンにマッチする。アーバンホワイトは光沢ありで、上品でありながらも明るいイメージだ。
本体の重量は約1.57kgだ。特別軽いわけではないが、持ち運び用途としては十分許容範囲内に収まっている。詳しくは後述するが、光学ドライブを取り外すことで、重量を約1.47kgにまで減らすことが可能だ。
2560×1440ドットのタッチ対応液晶ディスプレーを採用
「LIFEBOOK SH90」シリーズには、店頭販売向けの「LIFEBOOK SH90/T」と直販サイト「富士通WEB MART」限定販売の「LIFEBOOK WS1/T」の2種類がある。ふたつとも同じモデルをベースにしているのでサイズや重量、インターフェース類などに違いはない。「LIFEBOOK WS1/T」はカスタマイズが可能で、CPUやメモリー容量、液晶ディスプレーの解像度などを予算や好みに合わせて変更できる。
今回試用した「LIFEBOOK SH90/T」は、解像度2560×1440ドットの液晶ディスプレーを採用している。標準的なノートで採用されている1366×768ドットの解像度に比べると、ピクセル(画素)数はおよそ3.5倍。ハイエンド向けノートに多い1920×1080ドットとではおよそ1.78倍だ。「LIFEBOOK SH90/T」は解像度が高いぶん、写真や文字を高精細に表示できる。
「LIFEBOOK SH90/T」の2560×1440ドットと、ノートで標準的な1366×768ドット、1920×1080ドットとの比較。2560×1440ドットのほうが、より多くの情報を表示できることがわかる
液晶パネルには、視野角が広く発色に優れたIPSパネルを採用している。「LIFEBOOK SH90/T」でデジカメ写真を確認してみると、細部までハッキリと鮮明に映し出された。解像度の低い液晶ディスプレーでは細かい部分が潰れてしまうことも多いが、「LIFEBOOK SH90/T」なら写真の魅力を十分に堪能できる。
また「LIFEBOOK SH90/T」はタッチ操作にも対応している。ちょっとしたボタン操作を手軽に行なったり、タッチ対応アプリを楽しめる点が魅力だ。
カスタムメイドモデルの「LIFEBOOK WS1/T」では、液晶ディスプレーの選択肢としてフルHD(1920×1080ドット)のノングレア(非光沢)液晶とWQHD(2560×1440ドット)のノングレア液晶、WQHDのタッチ対応グレア液晶の3種類が用意されている。タッチ対応液晶パネルについては、「LIFEBOOK SH90/T」と同じものだ。
もっともリーズナブルなのはノングレアのフルHD液晶だが、WQHDに比べて解像度が低くなってしまう。とは言え、一般的な1366×768ドットよりも解像度は高く、十分実用的に利用可能だ。またノングレアタイプは光の映り込みが少ないため、長時間利用しても目が疲れにくいというメリットがある。主な用途が情報収集や文書作成なら、ノングレアタイプを選ぶのもアリだろう。
(次ページ、「わずか0.2mmで大きく変わったキーボード」に続く)



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