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アキバで恥をかかないための最新パーツ事情2015 第3回

知ったかできる自作パーツ基礎知識【ビデオカード編】

2015年04月23日 12時00分更新

文● 山県

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2014年から2015年の最新ビデオカード事情
~AMD編~

 AMD「Radeon」シリーズは、CPU/APU編やマザーボード編でお伝えした状況と同じく、変化に乏しい1年となった。「Radeon R9 290X/290」シリーズ以降の大型アップデートがないため、発売された新製品も少ない。

数少ない新製品のひとつが、日本市場向けのカスタムGPUという「Radeon R7 250XE」だ

GCN世代の新型コア“Tonga”を採用する新型GPU「Radeon R9 285」。既存モデル「Radeon R9 280」の後継とされるGPUで、フォーマンスを維持しながらも消費電力を250Wから190Wに削減したのが特徴

 ちなみに、新たに登場したGPUとして、新型コア“Tonga”を採用するGPU「Radeon R9 285」を2014年9月にリリース。その後、日本限定GPUという触れ込みの「Radeon R7 250XE」が2014年10月に投入されている。

 また、2014年12月に入ると従来モデルの倍となる8GBのビデオメモリーを搭載した「Radeon R9 290X」採用ビデオカードもリリースされた。以下に2014年から2015年に発売された、Radeonシリーズの注目製品を挙げておこう。

2014年4月~2015年4月に発売されたAMD GPUのスペック表
GPU Radeon R9 290X Radeon R9 285 Radeon R7 250XE
開発コードネーム Hawaii Tonga Cape Verde
製造プロセス 28nm 28nm 28nm
ストリーミング
プロセッサー数
2816 1792 640
コアクロック 非公開 非公開 非公開
ブーストクロック 1000MHz 918MHz 860MHz
メモリークロック 5500MHz 4500MHz 5000MHz
搭載メモリー量 8GB(4GB) 2GB 1GB
メモリータイプ GDDR5 GDDR5 GDDR5
メモリーバス 512bit 256bit 128bit
消費電力 250W 190W 55W
補助電源 8ピン+6ピン 6ピン+6ピン なし

奥行170mmの短縮基板を採用するRadeon R9 270X搭載ビデオカード、MSI「R9 270X GAMING 2G ITX」。ゲーミングブランド「GAMING Series」に属する製品で、省スペースPCにぴったりな1枚だ

「Radeon R9 285」搭載の玄人志向「RD-R9-285-E2GB/OC」。コアクロック945MHzのオーバークロック版でGDDR5 2GBのビデオメモリーを搭載する。「Radeon R9 280」の後継とされるもので、性能を維持しながらも消費電力を削減(250W→190W)した

日本限定GPU「Radeon R7 250XE」を搭載するSapphire「R7 250XE 1G GDDR5 PCI-E HDMI/DVI-I/DP」。カード全長が155mmと非常にコンパクトなデザインで、さらに補助電源も不要のため、ケース内での取り回しがしやすい

1スロット、LowProfile対応、さらに補助電源コネクターも不要というシンプルな作りの「Radeon R7 250XE」搭載モデル、玄人志向「RD-R7-250XE-LE1GB/D5/1ST」

従来モデルの倍となる8GBのビデオメモリーを搭載したRadeon R9 290X採用ビデオカード、Sapphire「R9 290X 8G GDDR5 PCI-E DUAL DVI-D/HDMI/DP TRI-X OC VERSION (UEFI) BOX」。オリジナルVGAクーラー「VAPOR-X」を装備するハイエンドモデルだ

Radeon R9 290Xをデュアル搭載するハイエンドビデオカード、ASUS「ARESIII-8GD5」は、標準でEK Water Blocks製の水冷クーラーを装備。全世界500枚の限定生産とされる本体にはシリアルナンバーが刻印されるほか、シルバーのアタッシュケースに収められている

最新ビデオカードならGeForce GTX 900シリーズを
AMD派ユーザーはもう少しのガマン? が必要だ

 2014年から2015年(5月まで)のビデオカード市場は、ほぼNVIDIA「GeFprce」シリーズ一色と言っても過言ではない。パフォーマンス向上はもちろん、省電力を実現したGeForce GTX 900シリーズは、今やゲームPCを組むには欠かせないビデオカードとなった。あとは、プレイしたいタイトルと予算にあったGPUを選択するだけだ。

玄人向けの最新フラッグシップGPU「GeForce GTX TITAN X」も3月にデビューしている。流通量が少ないため、約15万円前後という高価なモデルにも関わらず在庫は常に薄い

 AMD派のユーザーにとっては、なんとも歯がゆい状況が続いているが、それも今年6月のCOMPUTEXで変わるかもしれない。Radeon R9 390X(とおそらく390)が発表予定という噂があり、本当であれば久方ぶりのハイエンドモデル登場となるからだ。

 GeForce、Radeonにこだわりのないユーザーは、AMDの発表を見てから判断するのもいい。今すぐ新規にPCを組みたいというなら、GeForce GTX 900シリーズをチョイスすればいいだろう。

2013~2015年までのAMD GPUのロードマップ。今年6月のCOMPUTEXで、新GPU「Radeon R9 390X」が発表されるかもしれない

 次回は、ストレージ/メモリー編をお届け。新型SSDが各社からリリースされているほか、M.2対応モデルやPCI Express接続のSSDも続々と新モデルが登場している。

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