2014年から2015年の
AMD最新マザーボード事情
次にAMD製の最新マザーボード事情についてみていこう。現在店頭で購入できるソケットタイプは以下の3種類。“Kaveri”が使える「Socket FM2+」、“Kabini”が使える「Socket AM1」、そして従来のメインストリームである「Socket AM3+」だ。
ところが、最新とは言ったものの、対応プラットフォームは昨年とまったく変わっておらず、ほぼアップデートがないというのが状況だ。新製品と呼べるマザーボードも極端に少なく、AMD派のユーザーにとっては非常に寂しい事態となっている。以下では、数少ないAMD系マザーボードの新モデルをピックアップして紹介しよう。
インテル製は“Haswell Refresh”ベース
AMDはサブ機にAPUをチョイスしよう
まずはインテルから。こだわりの自作PCが欲しいとはいえ、やはり予算の縛りはほとんどのユーザーがあるはずだ。その点、“Haswell Refresh”対応マザーは種類が豊富。安価なモデルから高価なモデルまで豊富に用意されているので、好みの製品を選ぶといいだろう。オーバークロックも視野に入れるなら、Z97搭載モデルを。特に興味がないならH97搭載モデルがオススメだ。
一方、予算に余裕があるという人は“Haswell-E”の購入を検討するといい。数年にわたって使用可能なハイエンドなマシンが組めるはずだ。週末ともなれば、セット購入による値引き販売も各ショップで展開している。これらお買い得な特典も利用しつつ、マザーボードの購入をアレコレと楽しんでほしい。
AMDはやや厳しい。新規製品の投入が極端に少ないため、選択できる製品もおのずから限られてしまう。CPU/APU編でもお伝えしたように、AMDの映像補完技術「AMD Fluid Motion Video」のサポートや、画面同期技術「FreeSync」(APUのほか、対応ビデオカードが必要)など、独自の機能が利用できる利点はあるので、動画再生PCやRadeonを使ったゲームPCを考えているなら、購入を検討するといいだろう。
次回はビデオカード編。新GPUが続々投入されたGeForceシリーズに注目しよう。
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