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既存の護岸・防波堤に取り付けることで設置や建造の低コスト化を目指す

山形県酒田港で空気タービン式波力発電の実証実験を開始

2015年04月17日 17時13分更新

文● 行正和義/ASCII.jp

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今回設置した波力発電システム(山形県酒田港)

 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は4月17日、山鹿県酒田港にて空気タービン式波力発電システムの実証実験を開始した。

 海洋エネルギー技術研究開発プロジェクトの一環としている進められているもので、波力発電システム実用化につなげるとともに、既存防波堤や護岸に取り付け可能なシステムとして建造・設置コストの低減化を目指す。

空気タービン式波力発電システム概念図

 振動水柱型空気タービン方式を用い、波によって上下する水面が生み出す空気の流れでタービンを回転させて発電する。実証試験では最大15kW級の規模で半年程度の試験を行い、耐久性やコストを検証し、大出力を目指して事業化を目指すという。

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