最新のミラーレス一眼カメラを紹介していく本特集。1回目の機種紹介、2回目のエフェクト系機能紹介に続き、第3回目は、各機種の撮影画質について見ていこう。
本特集で扱うデジカメ
今回はズームレンズキットに含まれる標準ズームを使って屋外で絞り値を変えて広角側と望遠側を撮影。高感度のサンプルでは標準ズームのほぼ広角側にして撮り比べてみた。
屋外の風景は絞り優先オートでホワイトバランスはオート。感度設定は標準状態で一番低い値に固定している。拡張機能などで低くできる場合もあるが、今回は設定していない。
あくまでも標準の設定範囲内の最低値だ。感度比較は絞り優先オート。最高感度まで上げても速すぎないように絞り値を設定。
今回はすべての機種で絞り値はF8.0に固定している。ピント位置や被写界深度が変わると比べにくいためだ。ISO感度はマニュアルで最低値から1段つづ変えて、最高感度まで設定している。
オリンパスの「OM-D E-M5 Mark II」
+「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II」
風景(広角側)
まずは風景を広角側で撮影。絞り開放からシャープな描写で、2段絞ってF8.0の状態が一番シャープネスが高くなる。それ以上絞っていくと低下していくが、画面周辺部でも画質の低下は少ない。
風景(望遠側)
続いて望遠側。絞り開放では若干シャープネスが低いが、1段絞ると格段にシャープになる。それ以上絞るとシャープネスは低下していく。絞り開放から十分な解像力は持っているが、あまり絞らないで使うのがいいかもしれない。
感度別撮影サンプル
感度は、ノイズがあまり目立たず全体的にいい感じ。ノイズはISO 1600あたりから気になりはじめる。ISO 800あたりではノイズは目立たないが、ノイズリダクションの影響でディテールの再現性が落ちてしまっている。
ISO 12800以降はノイズも増え、細部再現性も低下。ISO 800あたりまでの細部の表現力や質感の描写力はかなり高い。画質を重視するなら感度はあまり上げずISO 200くらいがベストだろう。
次ページへ続く、「オリンパス OLYMPUS AIR A01の画質」
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