シグネチャ提供で導入時の設定いらず、AWSなどのクラウドにも適用可能

キヤノンITS、ホスト型/GW型WAF「SiteGuard」販売開始

文●大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は4月15日、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)製品「SiteGuard」の販売開始を発表した。ホスト型とゲートウェイ型がラインアップされた“純国産”のWAF。

 ジェイピー・セキュアが開発するSiteGuardは、Webアプリケーションに対する各種攻撃/侵入手法をデータベース化した定義ファイル「トラステッド・シグネチャ」を搭載したWAF。そのため、導入時に管理者が攻撃パターンを登録する必要がなく、すぐにWebシステムを防御できる(独自のシグネチャ作成もできる)。トラステッド・シグネチャは自動更新される。

 製品は、Webサーバー上にインストールするホスト型WAFの「SiteGuard Lite」と、Webサーバーの前段に設置するゲートウェイ型WAF「SiteGuard」がラインアップされている。

SiteGuardの価格表(1ライセンスあたり)。新規価格は初年度、更新価格は2年目以後の年間使用権とサポートサービスを含む

 キャノンITSでは、従来から販売してきたファイアウォールやUTM、IPS/IDSに加えてWAFを追加し、より強固な多層防御レイヤーをトータルに提案することで、顧客のセキュリティ環境構築を支援するとしている。また、ソフトウェア製品であることから、Amazon Web Services(AWS)などのクラウド環境におけるセキュリティの提案も行っていくとしている。

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