2Uサイズ、データ保護やクラウドストレージ拡張、独自管理ツールなど追加
EMC、EVO:RAILベースの小型統合インフラ「VSPEX BLUE」発売
2015年04月15日 14時00分更新
EMCジャパンは4月15日、統合インフラアプライアンス「EMC VSPEX BLUE」を5月下旬より販売開始すると発表した。ヴイエムウェアの「EVO:RAIL」をベースに、EMCの管理ソフトウェアやデータ保護ソフトウェアを組み込んだ2Uサイズの製品。
2Uサイズの小型統合インフラアプライアンス「EMC VSPEX BLUE」
ヴイエムウェアのEVO:RAILは、VMwareの仮想化基盤ソフトウェア「vSphere」や仮想共有ストレージ「Virtual SAN」を、同社パートナーが開発製造するハードウェアと事前検証／統合済みで提供するアプライアンス（関連記事）。複雑な導入／設定作業なしに、電源を入れてから数分以内に仮想マシンを立ち上げることができるというシンプルさが特徴。
EMCのVSPEX BLUEでは、このEVO:RAILをベースとして、さらに独自の機能拡張が行われている。仮想マシンを保護する「EMC RecoverPoint」ソフトウェアのほか、リモートサポートの「EMC Secure Remote Support（ESRS）」、パブリッククラウドを利用してSANストレージを拡張するゲートウェイ「EMC Cloud Array」などがパッケージされている。また、EVO:RAILの管理ツールとは別に、統合管理ツール「VSPEX BLUE Manager」も搭載している。
EMCでは、VSPEX BLUEによって仮想化基盤の導入が簡素化され、電源投入から15分ほどで最大100台の仮想マシンを展開できるとしている。また仮想デスクトップ環境（VDI）基盤として利用する場合には、アプライアンス1台あたり最大250デスクトップがホストできるとしている。なおVSPEX BLUEは、最大4ノードまでリニアにスケールアップすることができる。
国内では、EMCの認定ディストリビューションパートナー（ネットワールド、ソフトバンク コマース＆サービス）を通じて販売される予定。5月下旬より販売を開始する。
