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GWに持って行きたい!! 春の最新ミラーレス一眼選び! 第1回

E-M5 Mark IIやEOS M3など、最新ミラーレス一眼5機種をチェック!

2015年04月14日 12時00分更新

文● 周防克弥

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マニュアル撮影を重視したいなら!
キヤノン「EOS M3」

大きめのグリップに傾斜面についたシャッターボタンなど、一眼レフのEOSシリーズっぽくもなった「EOS M3」。色は黒と白の2色を用意。本体サイズは幅110.9×奥行44.4×高さ68.0㎜、重量はバッテリーとメディア込で約366g

大きめのグリップに傾斜面についたシャッターボタンなど、一眼レフのEOSシリーズっぽくもなった「EOS M3」。色は黒と白の2色を用意。本体サイズは幅110.9×奥行44.4×高さ68.0㎜、重量はバッテリーとメディア込で約366g

 キヤノンのミラーレス一眼「EOS M」の3代目モデルとなる「M3」(ボディーのみの実売価格は6万1000円前後)は、外観が大きく変わり、進化というよりはMシリーズに新たにラインナップが増えたという印象だ。

EOS M3(左)とM2(右)の並び。グリップのせいかM3は大柄な印象

EOS M3(左)とM2(右)の並び。グリップのせいかM3は大柄な印象

ストラップの取り付け方法が変わり、一般的な形状になっている

ストラップの取り付け方法が変わり、一般的な形状になっている

 撮像素子は2420万画素のCMOSセンサー、映像エンジンは「DIGIC 6」へと進化し、AFシステムも「ハイブリッド CMOS AF II」から「ハイブリッドCMOS AF III」へと変わった。

 測距点の数が「M2」の最大31点から49点に増加しており、より精度の高いピント合わせが可能になっている。

 連写は秒間コマ速度が「M2」の最高約4.6コマ/秒から最高約4.2コマ/秒へと若干低下はしているが、撮影可能枚数がJPEGで最大約17枚だったのが約1000枚へと向上している。

上部にモードダイヤルを追加。露出補正も専用のダイヤルが用意されている。シャッターボタンの周辺部もダイヤル操作が可能になっているので、マニュアル系の操作はかなりしやすくなっている

上部にモードダイヤルを追加。露出補正も専用のダイヤルが用意されている。シャッターボタンの周辺部もダイヤル操作が可能になっているので、マニュアル系の操作はかなりしやすくなっている

背面液晶は3型(約104万画素)でタッチ対応。M2に比べてボタンの数が増え、配置も一部が入れ替わっている

背面液晶は3型(約104万画素)でタッチ対応。M2に比べてボタンの数が増え、配置も一部が入れ替わっている

背面液晶はチルト機構を備えた。下方向に約45度、上には自撮りしやすいように約180度動く

背面液晶はチルト機構を備えた。下方向に約45度、上には自撮りしやすいように約180度動く

ストロボも内蔵された。ガイドナンバーは5

ストロボも内蔵された。ガイドナンバーは5

バッテリーとメディアは下から交換。バッテリーはM2との互換性はない

バッテリーとメディアは下から交換。バッテリーはM2との互換性はない

本体下方にはNFC受信部も備わっている

本体下方にはNFC受信部も備わっている

従来機よりもAFは高速化しているが……

 AFシステムを一新したためか、AFの合焦速度はM2よりもワンテンポ速い印象。それでも他社のミラーレス機のAF速度向上は著しく、最新機種で比べるとやはりもたつく感じがする。

 ミラーレス機は性質上、本格的なスポーツ写真などは撮らないだろうが、動き回る子供とか、猫や犬を撮る機会は多いと思うので、もう少し頑張ってほしいところだ。

 基本的な機能はあまり変わっていないが、大きめのグリップをはじめ、モードダイヤルや露出補正専用のダイヤルを新設するなど、マニュアル指向が強く、本格的に撮りたい人向け。全体的にワンランク上がった感じだ。

パンケーキレンズの22㎜に新色(シルバー)が加わった。レンズキットに22㎜が含まれる場合、白ボディーを選ぶとシルバーレンズになる

パンケーキレンズの22㎜に新色(シルバー)が加わった。レンズキットに22㎜が含まれる場合、白ボディーを選ぶとシルバーレンズになる

ちょうどM2があったのでシルバーレンズをつけてみた。マウント基部の色が黒いのであまり似合わない

ちょうどM2があったのでシルバーレンズをつけてみた。マウント基部の色が黒いのであまり似合わない

次ページへ続く、「富士フイルム X-A2

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