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鉄塔マニアにとってはちょっともの足りない感じだけどなかなかスリムで未来的デザイン

英ナショナル・グリッド、次世代デザインの送電鉄塔「Tパイロン」建設

2015年04月10日 17時18分更新

文● 行正和義/ASCII.jp

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田園風景の景観に配慮したTパイロン

 英国の送電会社National Gridは4月9日、次世代の送電塔「Tパイロン(T-pylon)」1号をノッティンガムシャーに建設した。

従来型のトラスフレーム鉄塔に比べ、高さが2/3程度となっている 

 いわゆる高圧送電用の鉄塔の次世代型デザイン。おなじみの鉄骨トラスを組み合わせたものではなく、風力発電タワーのようなパイプでできたスリムなデザイン。T型になった上部両側に正三角形が2つのダイヤ型のケーブル保持具を下げ、下側三角形の各頂点に3相電流(400kV)が送電される。

2011年にデザインコンペが行われ、優秀作となったデザイン

 高さは約36m、従来型の送電塔の2/3の高さに抑えられて景観に配慮しているほか、着氷・着雪にも強く耐風性能も高いという。従来の鉄塔を置き換えるものではなく新規に建設された送電線に導入された。建設された1基のほか、数種類の若干異なる設計のものが建てられて次世代送電鉄塔デザインの実証実験を行うという。

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