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エンジニアドシステム製品群を低コストで導入可能な「サービス利用」モデル

Exadataを月額払いで、「Oracle IaaS Private Cloud」発表

2015年04月10日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 日本オラクルは4月9日、プライベートクラウド基盤向けに、同社のエンジニアドシステム製品を月額料金制で提供する「Oracle Infrastructure as a Service Private Cloud(Oracle IaaS Private Cloud)」の国内提供開始を発表した。

米オラクル プロダクトマネジメント担当 バイスプレジデントのティム・シェトラー氏

日本オラクル 執行役員 データベース事業統括 製品戦略統括本部長 兼 システム事業統括ソリューション・プロダクト統括本部長の山本恭典氏

 Oracle IaaS Private Cloudは、エンジニアドシステムをサブスクリプションライセンスモデル(月額制のレンタルモデル)で提供するサービス。顧客自身のデータセンター、顧客パートナーのデータセンター、ハウジングサービスのデータセンターのいずれにも設置できる。

 最低利用期間は3年間で、最長5年間まで延長することができる。利用可能なエンジニアドシステムは、現在のところ「Exadata Database Machine(Storage Expansionも含む)」「Exalogic Elastic Cloud」「Exalytics In-Memory Machine」「SuperCluster」「Big Data Appliance」の5種類だ。

 ライセンスの対象はハードウェア部分で、リモートからのサポートサービス(Platinum Services、PlatinumPlus Services)も月額料金に含まれる。購入する場合とは異なり、固定資産として計上する必要がなく(所有権はオラクルが持つ)、多額の初期投資なしでスモールスタートできるのが特徴。

通常の購入モデルとの比較

 さらに、搭載CPUコア全体の20%は非アクティべート(無効)状態で保持されており、初期料金はその分がディスカウントされる「Capacity on Demand(CoD)」を採用している。必要に応じてこのコアをアクティベート(有効化)することで、“使った分だけ支払う”運用に近いかたちとなる。

「Capacity on Demand(CoD)」により、通常の購入モデルよりもトータルコストは安価になるという

 なおソフトウェアは、サブスクリプションライセンスを新規購入できるほか、すでに保有しているライセンスを持ち込むことも可能だ。

 米オラクル プロダクトマネジメント担当 バイスプレジデントのティム・シェトラー氏は、「今回の発表では5種類のシステムだが、今後はさらに対象を拡大していく」と語った。

プライベートクラウドも「サービス利用」モデルで

 日本オラクル 執行役員の山本恭典氏は、国内の顧客やパートナーが現在抱える課題やニーズから、Oracle IaaS Private Cloudの国内展開方針を説明した。

 山本氏によれば、顧客には「自社データセンターを持ちたくない(“サービス利用”モデルに転換したい)」「固定資産を削減したい」「Exadataの開発/検証環境を低コストで用意したい」「ハイブリッドクラウドを構築したい」といったニーズがあり、Oracle IaaS Private Cloudはこうしたニーズに合致するという。

Oracle IaaS Private Cloudの活用例

 さらに将来的には、同じアーキテクチャを持つオラクルのパブリッククラウドサービス(関連記事)との連携により、開発/テスト環境と本番環境の両方をOPEX(運用費)化できると説明した。

 また国内のオラクルパートナーには、Exadataをクラウドサービスとして提供したいという要望があるという。この場合、Oracle IaaS Private Cloudを活用することで、複数の顧客に共同利用型のサービスモデルで提供できるとアピールした。

複数の顧客が共同利用するクラウドサービス基盤としても利用可能

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