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現行のスマホ・タブレットのタッチパネルよりも透明度が高く大画面化にも有効

大型タッチパネルが低価格に!? ナノレベル極細銀ワイヤーの透明導電フィルム

2015年04月08日 18時50分更新

文● 行正和義/ASCII.jp

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ナノレベルの銀ワイヤーを配合したインク

 大日本印刷は4月8日、ナノレベルの極細銀ワイヤーを使用した透明透明導電フィルムを開発したと発表した。

 極細の銀ワイヤーを開発・製造する米ベンチャーInnova Dynamics との共同開発によるもの。数十ナノメートルの銀ワイヤーを散りばめられたパネルは電気を通しつつも光透過率が高いのが特徴。

 現在スマホやタブレットのタッチパネルディスプレーに利用されているITO(酸化インジウム・スズ)フィルムより電気抵抗が約半分と低いことから、大型で高性能なタッチパネルを低価格で実現できる。また、折り曲げにも強く、フレキシブルディスプレーにも使用できる。

 大日本印刷では、タッチパネル用フィルムを4月からサンプル出荷、夏から量産を開始するとともに、同社の他の光学フィルムと組み合わせることによって各種のセンサーなど光学複合部材の用途開発を行うという。

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