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レースクイーンもあるよ! ディーゼルデミオがスーパー耐久で完走!

2015年04月12日 15時00分更新

文● 松永和浩 写真●松永和浩 編集●末岡大祐/ASCII.jp

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ところでスーパー耐久シリーズってどんなレース?

 いきなりクリーンディーゼルSKYACTIV-Dのマツダ デミオXD「DXLアラゴスタNOPROデミオSKY-D」の話から始めてしまい、スーパー耐久がどんなレースかをご理解いただいていない方々も多いかもしれないので、スーパー耐久シリーズがどういったレースなのかを紹介しよう。

GT3のメルセデス・ベンツとフィット3、ロードスターが混走するスーパー耐久

 スーパー耐久シリーズとは、市販車をベースにしたレーシングカーで戦うレースとしては国内最高峰の耐久シリーズで、クラスは市販レーシングカーのFIA-GT3車両を使うST-Xクラスから、1.5リッターのコンパクトカークラスのST-5クラスまで全6クラスに分けられる。これらが一度に同じレースを走るというところに面白さがあり、その速度差のおかげで様々なドラマが生まれることもしばしば。

ST-XはFIA-GT3車両で競われる

ST-Xクラスでは、ASCII.jpでは初音ミクSLSのドライバーとして知られる片岡龍也選手も参戦している

 ST-Xクラスは、SUPER GTのGT300クラスでもなじみ深いFIA-GT3車両を使う。基本的にはSUPER GTと同じ規定となるが、唯一違う部分はタイヤが指定タイヤ以外使用できないというところ。 

スバルWRX、ランエボなどなじみ深いST-2クラス

 ST-2クラスは2リッターの4WDターボで争われる。スバルWRXとランサーエボリューションのエントリーがあり、ランサーもXとIXの新旧対決を見ることができる。

以前、ミクポルシェやミクZ4をドライブした、ササキングこと佐々木雅弘選手もドライブするZはST-3クラス

 ST-3クラスは3.5リッター以下の自然吸気エンジン搭載車で競われる。Z34型フェアレディーZも参戦するが、排気量が3.7リッターであるためにウェイトハンデを積むことで参戦を許可されている。

車種のバラエティーも豊富なST-4クラス

 ST-4クラスは2リッター自然吸気エンジン相当のマシンで競われ、スーパー耐久最多のエントリーとなる。トヨタ 86、スバル BRZ、ホンダ S2000、同インテグラ、同シビック、マツダ ロードスターなどに加え、FIAT(アバルト)やヴィッツターボなど車種のバラエティーも豊富。

一番身近なクルマがバトルするST-5クラス

 デミオXDも参戦するST-5クラスは、1.5リッター相当のエンジン搭載車で競われる。ホンダ フィット3がライバルより30馬力近くハイパワーでトップグループを形成しているが、そのほかにトヨタ ヴィッツと、そしてマツダ デミオXDが参戦する。

 車種のバラエティーが豊富なところがスーパー耐久の一番の魅力とも言える。実際に街で見かけることの多いこれらのクルマが3時間から8時間という長丁場のレースを戦い抜く姿は、SUPER GTとはまた違った面白さと感動をもたらしてくれる。


(次ページでは、「お待ちかねのレースクイーン特集!」)

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