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ここが変わったWindows 10 第22回

動作がおかしいところがあるが、基本的な機能は利用可能

Windows10に新ブラウザ「Spartan」が搭載された

2015年04月06日 09時00分更新

文● 柳谷智宣 編集●ASCII.jp

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 3月17日、Windows公式ブログ上で開発中の次期OS「Windows 10」の販売開始時期を2015年夏とし、世界190ヵ国・111言語でリリースすると発表した。Windows 8.1の後継OSとして、いろいろな機能のブラッシュアップが行われている。

 この連載ではプレビュー版の「Windows 10 Technical Preview」を利用し、Windows 10の新機能の紹介、解説する。

ビルド10049ではタスクバーにSpartanのアイコンが用意されている。アイコンはしょぼいデザインなので、発売時には変わっているはずだ。※本記事内の画像はすべてBuild 10049です

 Windows 10 Technical Preview(以下TP)の最新ビルド10049では、「Project Spartan」が搭載された。「Spartan」はWindows 10が採用する新しいブラウザーで、以前から情報は公開されていたもの。InternetExplorerの後継ではなく、新たに設計されている。登場したばかりの新機能なので当然ベータ版。動作がおかしいところがいくつかあるが、基本的な機能は利用できる。

 Spartanのデザインはシンプルで一番上にタブが表示され、その下にURLや検索のフォームが配置、その左右にツールボタンが用意されている。筆者としては現在のIE11よりは使いやすく感じる。

 ツールバーにある★アイコンはお気に入りなどに登録する機能で、その隣の本のアイコンは「Reading View」機能。読書に適したUIでウェブページを閲覧することができる。ペンのアイコンを選ぶと、ウェブページに書き込めるモードに移行する。指先や電子ペンで自由に書きこめるのだ。消しゴムボタンが動作せず、すべての描画をクリアしか選べなかったり、描画したウェブページを共有しようとするとエラーになるなど、まだ改良するポイントはたくさんありそうだ。

 SpartanはIE11の描画エンジンを利用してウェブページを表示することができるうえ、IEも残される。今使っているウェブサービスがいきなり使えなくなるということはないだろう。


Spartanの起動画面


Suraface Pro3のペンでウェブページに書きこめる


本を読むようなUIでウェブページを表示してくれる「Reading View」機能


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