ゲオホールディングスとNTTコミュニケーションズは、モバイル事業において業務提携を発表。スマホと「ゲオ×OCN SIM」と名づけられたSIMカードのセット販売を「ゲオスマホ」というブランドを用いて、全国のゲオ1047店舗で開始する。これに合わせて、都内ではメディア向け説明会が行なわれた。
ゲオでは2009年7月から中古携帯端末の取り扱いを始めており、全国の店舗で買取・販売を行なっている。2014年4月からはソネット(So-net)のサービスがベースの格安SIMの販売も行なっていた。
今回はこの動きを強化するわけだが、特に直営店50店では「ゲオモバイル」という店舗名にし、他店でも展開する中古スマホに加え、新品のSIMフリースマホも販売する。端末はファーウェイ「G620S」、freetel「priori2」の2機種。
このゲオモバイルでは割賦販売の仕組みも導入。新品はもちろん、一定価格以上の中古スマホもすべて割賦で購入でき、たとえば中古のiPhone 5s+音声通話付きSIMの組み合わせならば、月3000円強で利用できるプランなどを用意する。なお、SIM単体での契約も可能。
「ゲオ×OCN SIM」のサービス内容自体は、基本的には「OCN モバイル ONE」と同内容だが、6月30日までに申し込んだユーザーへの特典として、ゲオで利用できる「100円割引クーポン」が毎月提供される(最大2年間)。
このほかの取り組みとしては、MNPによる音声通話付きSIMの即日受け取りが現在の秋葉原の1店舗から今夏には10店舗に拡大、中古スマホにも30日の保証を提供、などがある。
なお、ゲオ側では今年度100万台のスマホ販売を目標としているとのこと。ブックオフも「スマOFF」として、同様のビジネスの積極展開を始めており(関連記事)、中古スマホ+格安SIMの組み合わせが大きな市場になっていきそうだ。