「日本を重要な市場と見ている」
だが、日本での発売が行なわれないというわけではないようだ。
というのも、こうした発表形態は、ある種「いつものパターン」だからだ。むしろ、日本を特別視している結果だともいえる。
たとえば、Surface Pro 3の場合、米国では2014年6月20日から発売と発表。日本を含むその他の国では、8月末の発売としていたが、その後の発表では日本だけが7月17日と前倒しにして発売した経緯がある。
また、第2世代となるSurface Pro 2の発売の際にも、日本だけが512GB版を用意するなど、日本独自の措置が展開された。
初代Surfaceでも、日本での発売時期はなかなか発表されなかったものの、発売時には、やはり他地域に先駆けて256GB版が投入されるという手が打たれた。
日本マイクロソフトの樋口泰行社長は、これまでのSurfaceでの販売実績をもとに、「これまでの動きをみると、日本での反響が大きく、実績も高い。日本を重要な市場と見ている」と語るが、この立場は、今回のSurface 3でも同様だといえるだろう。
日本マイクロソフトでは、「日本市場向けに最適化した形での提供を検討しており、決まり次第発表する予定」とコメントしている。
これまでの慣例からいえば、日本が、今回の発表から外れたことは、むしろ、日本ならではの「何か」があると期待してもいいのではないだろうか。
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