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自律海洋ドローンも利用するリアルタイム観測システムを投入予定

JAMSTECなど、西之島新島の噴火後初めてとなる海洋調査を実施

2015年04月01日 19時00分更新

文● 行正和義/ASCII.jp

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西之島噴火写真(撮影 阿部英二:東京大学地震研究所)

 独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)は3月27日、2013年11月の噴火後初めてとなる西之島周辺海域の海洋調査船による調査を実施したと発表した。

 これはJAMSTEC深海調査研究船「かいれい」を用い、東京大学地震研究所、京都大学大学院理学研究科の研究チームによる2月26日~27日に行われた観測。観測によると、いまだに西之島火山は噴火活動が活発に持続しており、130km離れた父島でも確認できる空振(噴火による空気振動)を近くから観測、6kmの風下では火山噴出物の船体への付着も観測された。

海底長期電磁場観測装置(SFEMS)と海底地震計(OBS)を周辺海域に設置

 研究チームでは、火山噴火や火山斜面からの崩落による微小津波を観測するため、海底微差圧計を装備した海底長期電磁場観測装置および微小地震活動観測のための海底地震計を計5台西之島周辺海底に設置した。

ベクトル津波計とウェーブグライダーからなる衛星を用いたリアルタイム観測システムを投入する予定 

 研究チームは父島にてリアルタイムの観測を行うが、今回設置した海底長期電磁場観測装置はリアルタイムのデータ取得ができず6月または10月の回収後のデータ解析となる。JAMSTECでは、ベクトル津波計およびウェーブグライダー(自律航行の海洋ドローン)を用いた衛星監視システムの導入も予定しており、今回の観測機器設置は事前準備とし、リアルタイムな観測体制を整えるという。

 なお、独立行政法人 海洋研究開発機構は4月1日より、独立行政法人制度改革によって国立研究開発法人 海洋研究開発機構となった。

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