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業界人の《ことば》から 第137回

ソニーと対照的に成長路線進むパナソニック、B2B重視が奏功

2015年03月31日 09時00分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII.jp

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一気に成長路線へと舵を切るパナソニック、ソニーとは対照的

 このようにパナソニックの事業戦略は、一気に成長路線へと舵を切った。

 2011年度、2012年度の2年間で、1兆5000億円規模の赤字を計上した瀕死のパナソニックの姿はもはや見られない。

 同じエレクトロニクスを主軸とするソニーが、モバイル事業の不振に苦しんだままであるほか、シャープも液晶事業の低迷が赤字決算を余儀なくさせる結果であるのに比べると、その差は歴然だ。

 エレクトロニクス事業において、BtoBへといち早く舵を切ったパナソニックが、一歩抜きんでた格好だ。ソニーも、シャープも、BtoBを意識した発言が増えていることを見ると、BtoBシフトが、いまの時代のエレクトロニクス企業の勝ちパターンといえるのか?

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