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デバイスとして正しい進化を遂げた製品

ウェアラブルで装着感がない? 「UP move」が画期的な理由

2015年04月02日 12時00分更新

文● 四本淑三

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非充電式のストレスのなさ

 Jawboneは、これまで「UP」、「UP24」とリストバンド型のライフログセンサーをラインナップしてきました。どちらも健康なんかに興味はなくても使ってみたくなるような、新しいガジェットとしてのオーラを放っていたように思えます。

 それに比べてUP moveは、どうにもチープでガジェットマニア受けはしないだろうというのが第一印象でした。しかし、鍋や釜と同様の実用品としては、かなり先を行った感があります。

 UP moveの画期的な点は、充電式ではないという点にあります。

UP move本体はちょっと大きなドロップのような形。前面は操作ボタンとLEDディスプレーを兼ねています。この状態での重量は6.8g、サイズは27.64×9.75mm。これをクリップ型ホルダーやリストストラップに入れて使います

本体の裏蓋を開けるとボタン型電池(CR2032)が出てきます。裏蓋にはOリングが入っていてホコリや水の侵入を防いでいます

 UP24は途中のバージョンアップで、1回の充電で2週間使えるようにはなりましたが、月に2回はユーザーの意志とは無関係に外して、一定時間待たなければならない。人というのは、自分の意志とは関係ない動作をさせられるたびに、ストレスを蓄めていくものなのです。

 一方、4ヵ月間何もせずに付けっぱなしでいられるUP moveは、年に3回の電池交換で済むわけです。しかも入れ替えたらすぐに使える。ボタン型電池は百均で買えます。

電池が減るとアプリ側に警告表示が出ます。この状態でも、ペアリングし直すなどの方法でだましだまし使えはしますが、送信エラーが多発するようになるので、早めに交換すべきでしょう。私がUP moveを使い始めたのは2014年11月28日、電池を交換したのが2015年3月20日です

(次ページでは、「小さく滑りやすいので紛失注意」

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