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新MacBookとApple Watchを知る 第22回

4K出力もサポート

今こそ「MacBook Air」が買い時! 新13インチは完成度が高い!!

2015年03月26日 11時00分更新

文● 山口優、編集●ハイサイ比嘉/ASCII.jp

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パフォーマンスはいかに?
ベンチマークで第5世代 Coreの実力チェック

 新しいMacBook Airの外観は、従来のデザインを継承。インターフェースについては、端子の形状や数、位置なども引き継いでおり、パッと見で区別することは困難だ。液晶ディスプレイのサイズや解像度も変更はなく、従来通り最大解像度1440×900ピクセルの13.3インチ LEDバックライトクリアワイド スクリーンディスプレイを搭載している。

アップルの13インチMacBook Air(Early 2015)。外観デザインは従来から変更はない

使用中に背面のロゴが光るのは、同時発表されたMacBookにはない特長

本体左側面には、MagSafe 2電源端子、USB 3.0端子、ヘッドフォン端子、内蔵デュアルマイクが搭載されている

本体右側面には、Thunderbolt 2端子、USB 3.0端子、SDXCカードスロットが搭載されている

 しかしその中身は、段違いに変わったといっていい。前モデルから変更があったのは、CPUとグラフィックス機能、そしてThunderbolt端子の3点だ。まずCPUに関しては、前モデルの第4世代Intel Core i5から最新の第5世代Intel Core i5に変更された。動作周波数は前モデルの1.4GHz(ターボ・ブースト時最大2.7GHz)から1.6GHz(ターボ・ブースト時最大2.7GHz)へと若干向上している。オンラインのアップルストアなどでは2.2GHzのデュアルコアIntel Core i7(ターボ・ブースト時最大3.2GHz)を選択することも可能だ。

CPUは第5世代Intel Core i5(1.6GHz)で、ストレージは128GBのフラッシュストレージ。メモリーとしては4GBを搭載

 またCPUの変更にともない、内蔵グラフィックス機能も従来のIntel HD Graphics 5000からIntel HD Graphics 6000へと変更されている。

「Geekbench 3.2.2」でCPUやメモリーの性能を計測

 中身が変わったというところで気になるのが、これらの変更によってパフォーマンスが、具体的にどれだけ上がったかではないだろうか? 早速、ベンチマークソフト「Geekbench 3.2.2」を使ってCPUやメモリーの性能を計測したところ、結果は表の通りとなった。

「Geekbench 3.2.2」(64bit)によるベンチマーク結果

「Geekbench 3.2.2」(64bit)によるベンチマーク
機種 CPU Single-Core Score Multi-Core Score
13インチ
MacBook Air
(Early 2015)
Intel Core i5 (1.6GHz) 2916 5815
13インチ
MacBook Air
(Early 2014)
Intel Core i5 (1.4GHz) 2422 4770
(参考)11インチ
MacBook Air
(Mid 2012)
Intel Core i7 (2.0GHz) 2840 5937

 前モデル、13インチMacBook Air(Early 2014)の結果については、Geekbench開発元のデータを参考にしている

 ベンチマーク結果を見ると、動作周波数が向上した分以上に、スコアがよくなっていることが分かる。実はこの数値は、MacBook Air(Mid 2012)のCTOモデル(最上位CPUであるCore i7搭載)とほぼ同じだ。エントリーモデルながら、少し前の最上位モデルと肩を並べる性能を実現したことになる。

グラフィックス性能が分かる
「CINEBENCH R15」が大幅にスコアアップ!

 次に、「CINEBENCH R15」も実行してみたところ、次のような結果になった。

「CINEBENCH R15」によるベンチマーク結果

「CINEBENCH R15」によるベンチマーク
機種 CPU グラフィックス OpenGL CPU
13インチMacBook Air(Early 2015) Intel Core i5 (1.6GHz) Intel HD Graphics 6000 27.18fps 258cb
13インチMacBook Air(Early 2014) Intel Core i5 (1.4GHz) Intel HD Graphics 5000 18.65fps 234cb
(参考)11インチMacBook Air(Mid 2012) Intel Core i7 (2.0GHz) Intel HD Graphics 4000 15.45fps 234cb

 OpenGLの結果を見ても分かるように、グラフィックス性能に関しては、Intel HD Graphics 4000を搭載するMacBook Air(Mid 2012)に大差をつけて勝っている。また、前モデルに比べても大幅にパフォーマンスが向上している。グラフィックスを多用するアプリを使う場合は、この差が大きく体感に影響してくるはずだ。

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