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“パターン技術”でアプリケーション可搬性も担保「OpenStack構築支援サービス」

日本IBMがOpenStackベースのハイブリッドクラウド構築支援

2015年03月25日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 日本IBMは3月20日、「OpenStack」ベースのプライベートクラウドと、「IBM SoftLayer」や他のOpenStack対応パブリッククラウドを連携させたハイブリッドクラウド環境を構築する「OpenStack構築支援サービス」を発表した。価格(税抜)は1500万円から。

「OpenStack構築支援サービス」の概要

 同サービスは、IaaS基盤/管理ソフトウェアの「IBM Cloud Manager with OpenStack」を導入し、プライベートクラウドを構築するとともに、SoftLayerなどのパブリッククラウドと連携させることでハイブリッドクラウド環境を構築するもの。構築期間は3カ月から。IBMの「パターンテクノロジー」を利用し、環境間のアプリケーションの可搬性や移植性も担保する。

 Cloud Manager with OpenStackは、x86(VMware、Hyper-V、KVM)だけでなく、POWER(PowerKVM、Power Virtualization Center)やSystem z(z/VM)を含むヘテロジニアスな環境に対応しており、単一のインタフェースから数千のイメージを管理できるほか、ポリシーベースの自動リソース管理も可能となっている。

 また、プライベート/パブリッククラウドで利用しているリソース群(CPU、ストレージ、ネットワーク)を、同一の画面で一元管理できる。これにより、企業ITの全体最適を図るとともに管理負担も軽減されるとしている。

「OpenStack構築支援サービス」では、導入検討から設計/構築、運用まで全フェーズでハイブリッドクラウド環境の導入を支援する

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