米フルーク・ネットワークスの日本法人であるTFFフルークは3月23日、業界最小クラスのネットワークテスター「LinkSprinter」シリーズを国内発売した。2万円台からの低価格と誰でも簡単にネットワークの接続性をテストできる設計で、企業の情報システム部門での利用も見込んでいる。
LinkSprinterはポケットサイズのネットワークテスター。100/200/300の3モデルがラインアップされている。
3モデル共通の機能として、PoEポートの給電状況、スイッチまでのリンク(スイッチ名やモデル、スロット、ポート、VLAN)、DHCPサーバーの応答、ゲートウェイ接続(Ping試験)、インターネット接続(DNSルックアップやアプリケーションポートの接続性検証)といった診断/テストが行える。
特別な設定や操作なしで測定ができる「ゼロタッチ・テスト機能」を備えており、専門知識のないユーザーでも10秒以内でテストが実行できる。基本的なテスト結果は、本体LEDの色分け表示でシンプルに表示される。
さらに、すべてのテスト結果は「Link-Live クラウド・サービス」にアップロードされ、テスト履歴の参照や解析、レポート出力などができる。同サービスは無償で使える(高機能な有償版もあり)。
LinkSprinter 200/300は、Wi-Fiアクセスポイントを内蔵しており、Wi-Fi接続したスマートフォン/タブレットのブラウザでアクセスすることで、現場で詳細なテスト結果を確認することができる。
価格(税別)は、LinkSprinter 100が2万4500円、同 200が3万6600円、同 300が4万8800円。