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UPSがないばかりにエラい目に遭った筆者の経験談×2

【悲報】録画データ全消失【全米が泣いた】を水際で防ぐUPS導入のススメ

2015年03月31日 11時00分更新

文● 二瓶 朗 編集●村山剛史/ASCII.jp

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個人・SOHO向けのUPS「APC RC 550」を自宅の録画システムに接続してみた。サイズといい価格といい、まさに“手頃”なUPSだ。出力コンセントは6基(内3基がバックアップコンセント、3基はサージ保護のみ)で、規模的にも家庭やSOHOに最適

UPSなら正規手順の電源オフができたハズ
Windows PCなら自動シャットダウン機能も

■UPSを導入していれば……?

 そんな停電によってHDDレコーダーに起こった悲劇を回顧しているうちに、『仮にUPSを導入していれば……?』という考えが巡ってくるのである。

 もしあのときUPSにHDDレコーダーが接続されていたなら、停電とほぼ同時にUPSのバッテリーに切り替わったはず。家族が自宅にいれば、HDDレコーダーの電源を正常にオフにすることができただろう。

 ただ、ここで忘れちゃいけないことは、UPSのバッテリーは、あくまでも接続した機器の電源オフ操作やブレーカー復帰作業までの時間を稼ぐためにある、ということ。UPS単体で接続機器を動かせる時間はせいぜい10分程度なので、『UPSがあるから、停電が終わるまで平気~♪』と勘違いしないように。

家庭でUPSを使うなら、“HDDを擁するが、バッテリーは搭載していない機器”を最優先につなぎたい。具体的にはデスクトップPC、HDDレコーダー、家庭用ゲーム機だ。同じPCでもノートPCの優先順位は下げても大丈夫

 ましてや複数の機器を接続していれば、それだけ電力消費が激しくなってバッテリーの消費も跳ね上がる。極端な話、UPSのバッテリーが空になるまで数分しか猶予がないという場合もありうる(大容量電源を搭載するゲーミングPCなどは要注意)。

 不慮の停電が発生したときは、UPSが電力を供給しているうちに機器の電源を“人間の手で”オフにする、そんな認識を自分が持つのみならず、家族とも共有しておく必要があるだろう。

 ちなみにシュナイダーエレクトリックが提供する、個人/SOHO向けUPSの定番製品「APC RSシリーズ」の場合、Windows PC用の電源管理ソフトウェア「PowerChute Personal Edition」が付属している。

APC RC 550に接続したPCの状況をモニタしてUPSの管理ができる「PowerChute Personal Edition」。停電時にUPSの稼働を確認したら自動シャットダウンする機能がありがたい

 これは、PCをUPSに接続している際、電源がUPSに切り替わると自動的にシャットダウンしてくれる。Windows PCなら、停電時に他人の手を煩わせることがなくなるので、個人・SOHO問わず非常にありがたい機能といえる。

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(次ページでは、「まさか光回線終端装置が2度も壊れるとは!」)

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