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トランスコスモス元契約社員、ベネッセ個人情報23人分を不正取得

2015年03月18日 01時41分更新

記事提供:通販通信

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 (株)ベネッセコーポレーションとトランスコスモス(株)は17日、ベネッセがコールセンターの業務委託をしているトランスコスモスの元契約社員が、ベネッセの23人分の個人情報を不正に取得し、外部に持ち出した疑いがあると発表した。持ち出された情報は回収済みで、第三者に渡った事実もなく、二次被害は確認されていない。

 元契約社員はカスタマーサポートの電話オペレーターを担当。2014年3月頃から8月頃にかけ、トランスコスモスのコールセンター施設内で閲覧した個人情報23人分を書き写して持ち出し、スマートフォンに登録。個人情報の内容は苗字・電話番号で、一部の人は名前・住所・生年月日・所属先もあった。元契約社員のスマホ・顧客情報をメモした紙は警察が押収している。元契約社員は別件で逮捕され、警察の捜査中にスマホに登録された個人情報が見つかり、1月下旬にトランスコスモスに連絡が入った。トランスコスモスは1月28日付で元契約社員を懲戒解雇した。

 今回の事態を受け、トランスコスモスは少量でも重要度の高い個人情報を扱う場合の対策・強化、契約社員を含む全社員を対象とした個人情報保護教育の強化、などの再発防止策を実施する。

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