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柳谷智宣の「神アプリの説明書」 第61回

バッテリー切れ時にiPhoneの場所を通知する「FINAL SHOUT」を徹底解説

2015年03月18日 10時00分更新

文● 柳谷智宣

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バッテリーが切れたiPhoneの場所を探す

 バッテリーが切れて電源が落ちているiPhoneを「iPhoneを探す」アプリで探すことはできない。そこで役立つのが「FINAL SHOUT」だ。バックグラウンドで起動しておけば、バッテリーが切れる直前に指定したメールアドレスやFacebook・Twitterアカウントにメッセージを投稿してくれるのだ。記載されているURLをクリックすると、iPhoneのある場所が地図上で確認できる仕組み。もちろん、あらかじめ端末にインストールし、設定しておく必要がある。バッテリーが切れる時の場所が分かれば、探し回る手間が省け、iPhoneが見つかる可能性は格段に上がるだろう。

 普段はメールアドレスに通知するようにしているが、外出先でiPhone以外にメールの確認手段がない場合など、次回のバッテリー切れの時のみSNSに投稿するといった設定も可能。複数の通知を同時に利用することもできる。

 アプリの説明には、端末によっては正常に動作しないこともあると書いてあるので、1度動作確認をしておいた方がいいだろう。通知を表示する許諾画面もバッテリーが切れる寸前に出る仕様なので、なおさらだ。ちなみに、バックグラウンドで位置情報を取るので、バッテリー消費量は大きくなってしまう。バッテリーを少しでも節約したいというシチュエーションでは、消費量を取るか紛失のリスクを取るかよく考えよう。

アプリを起動するとGPSの利用許可を求められるので「許可」をタップする

「on」をタップし、「SET YOUR FINAL SHOUT」をタップする。1回のみ通知する設定も可能だ

通知する方法を選択する

メールアドレスを入力したり、SNSアカウントを入力する

Facebookの設定をする場合は投稿の許可を求められるので、「OK」をタップする

実際に投稿される時に、通知する許可を求められる

バッテリー残量が1%になると通知が送られる

URLを開くと、iPhoneの場所がわかる

 以上が「FINAL SHOUT」の説明書となる。iPhoneを忘れがちな人で、バッテリー切れもよく起こす人にとっては、神アプリと言える。無料なので、万一に備えてインストールしておくことをお勧めする。


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。


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