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デルの13.3型モバイルノートをレビュー

コンパクトなのにパワフル! 「XPS 13」はモバイルの理想を極めた (1/3)

2015年03月18日 08時00分更新

文● 山口優

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超狭額ベゼルが特徴的なデル「XPS 13 Graphic Pro」

 デルが2015年1月に発表した「New XPS 13 Graphic Pro」は、超狭額ベゼルを採用して13型でありながら11型クラスの携帯性を実現したモバイルノートだ。削り出しアルミ素材とカーボンファイバ素材を使用した上質なボディに、第5世代Coreプロセッサを搭載しており、高パフォーマンスと省電力を両立しているのが大きな特徴でもある。

   今回は、この1月発表のフルHDモデルを試すことができたので、ベンチマークを交えながら使い勝手や実力を紹介していこう。ファーストインプレッションを紹介した記事と合わせて参考にしてほしい。

試用機の主なスペック
製品名XPS 13 Graphic Pro(プレミアムモデル)
CPU第5世代 Core i5-5200U(2.20GHz/ターボ・ブースト時最大2.70GHz)
グラフィックスインテルHD Graphics 5500(CPU内蔵)
メモリー8GB
ストレージ256GB SSD
光学ドライブなし
ディスプレー13型ワイド(1920×1080ドット)
インターフェイスUSB3.0×2、Mini DisplayPort×1、ヘッドフォン/マイク端子、メディアカードスロット
バッテリー駆動時間約15時間
OSWindows 8.1

第5世代 Coreプロセッサー採用でキビキビと動作

 「XPS 13」が搭載する第5世代Coreプロセッサー(Broadwell)は、従来のプロセッサよりも消費電力を抑えながら高い性能を実現している。今回試したモデルには、Core i5-5200U(2.20GHz/ターボ・ブースト時最大2.70GHz)が搭載されていたが、実際に使った感じでもキビキビ動作し快適だった。

 そこで、いくつかのベンチマークを実行してパフォーマンスを測ってみることにした。まず、Windows 8.1のシステム評価ツール「WinSAT.exe」(Windows エクスペリエンス インデックス)を実行してみたところ、次のような結果になった。

WinSAT.exeの結果
プロセッサ7.4
メモリ7.9
グラフィックス5.9
ゲーム用グラフィックス5.9
プライマリディスク8.1

WinSATの結果。全体に高めのスコアになっている

 体感通り、全体にスコアが高めの結果になっている。前世代のCore i5-4200Uと比べるとプロセッサやグラフィックスのスコアが高くなっており、着実に性能がアップしている。

 続いてPCMARK 8 HOME ACCELERATEDでは、下図のようにスコアが2829となった。

PCMARK 8 HOME CONBENTIONAL 3.0スコア
HOME Score2829
Test duration36min 55s
Web Browsing - JunglePin0.36577s
Web Browsing - Amazonia0.15058s
Writing4.6s
Casual Gaming25fps
Video Chat v2 / Video Chat playback 1 v230fps
Video Chat v2 / Video Chat encoding v289ms
Advanced Photo Editing part 10.3397s

PCMARK 8 HOME CONBENTIONAL 3.0のスコア

 PCMARK8の結果を見ても、1世代前の同クラスのモバイルノートよりも高いスコアが出ている。3DMARKも実行してみたが、こちらも前世代のCore i5-4200U(インテルHD Graphics 4400)より2~3割高いスコアとなっている。

3DMarkでのベンチマーク結果

(次ページ、「ドラクエXやFFもプレー可能なグラフィックス性能」に続く)

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