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アスキースマホ総研 第50回

小学生でもこれならOK!? ジュニアスマホ「miraie」の実力チェック

2015年03月24日 11時00分更新

文● アスキースマホ総研

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miraieの実力のほどを見ていくぞ!
「あんしん文字入力機能」は気付きに有効?

ドロイド では、いよいよmiraieを実際に触っていきましょう。まずは話題の「あんしん文字入力機能」を試してみます。良くない言葉を入れると、ダイアログが出て注意されます。

オオタニ これはすごいですね。セキュリティーの管理者としてはアラートが出るのがいい。そういう言葉を入力したと、親が把握できるというのもいいですね。

カリー 子供にとっては監視されているような気になるかも? ですが。

オオタニ そこは「相手に不快な言葉を使うべきではない」などと話をするいい機会になると思う。

問題がある言葉を入力すると、このように注意の表示が出る。すべての問題がある言葉を網にかけるのは難しく、そもそも絶対に使えないわけではない。子供に考えさせることが1つの目的となっていると言える

ドロイド この文字入力にしても制限を全面に出すのではなくて、「正しく使わせる」という要素があるわけですよね。「これはよくない言葉なんだな」という気付きを与えるところが重要なのかも。よくない言葉を意味がわからないまま使っているというケースもあるはずなので。大人も子供もまずは考えることが重要です。

オオタニ アメリカで、親が子供にスマホを使わせるための契約書を交わしたという話題があったよね。そういうことをするとクリアになるかもね。それと同じで「これは良くないぞ」というのを防止する機能としてはいいんじゃないかな。

ドロイド では、ウェブ制御やアプリ制御の機能を使ってみましょう。ウェブブラウザー側で制御しているのでWi-Fi経由でもOKなのもポイントです。小学生向けと中学生向けで、それぞれフィルタリングのレベルを設定できるんです。

問題のあるサイトにはフィルタリングが働く。小学生/中学生という大枠のほか、サイト単位での設定も可能

オオタニ 小学生と中学生って、大人から見ると随分違うんじゃないかな。そこをバッサリ制御してくれるのは、親としてはラクでいいよ。

スピーディー アプリはユーザーが自由にはダウンロードできないし、グーグル製アプリも原則用意されていないんです。その代わり、子供向けのアプリ取り放題サイトがある。

オオタニ この機能もいいと思いますよ。ただ、子供は子供向けアプリや、子供向けサイトが好きじゃない。彼らは子供っぽすぎるデザインに対して、大人以上に敏感なんです。そこはうまく工夫して提供してほしいというのは親の目線としてはありますね。

グーグルのサービスには基本的に対応しておらず(そもそもGoogleアカウントは13歳以上でないと取得不可)、auスマートパスのサイトから、ゲームやコンテンツにアクセスできるようになっている

ドロイド ブザーも付いている。緊急時は防犯ブザーの鳴動とともに、位置情報の取得および写真を撮影し、登録したメールアドレスに位置情報と写真が自動送信されます。

防犯ブザーも用意されている。長押しするとサイレンはもちろん、カメラが自動撮影して、あらかじめ設定したアカウントに送信する


(次ページでは、「防水・防塵・耐衝撃性能で両親も安心」)

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