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四本淑三の「ミュージック・ギークス!」 第142回

自分の好きな音を持ち運べるようになりたい

真空管アンプを持ち歩ける時代がくる? Nutubeの未来を探る

2015年03月14日 12時00分更新

文● 四本淑三

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ヘッドアンプは今すぐ欲しいクオリティー

(ゲインを上げて歪みまくった状態でギターをガンガン鳴らしている)

―― おおっ、ギターを鳴らすと、音に合わせてNutubeが光るんですね!

遠山 はい。一応こんな状態でも、ギターのボリュームを下げるとクリーントーンになります。

―― おお、ホントだ。真空管っぽいですね。というか真空管なんですもんね。でも、ちょっとこれ、音がでかすぎませんか?

三尾 これくらいの音量は出ますよということで。パワーの切り替えもできます。60W、15W、0.3Wの3段階あります。

―― これはパワー管で歪んだ感じのまま下げられるんですね。いいですね。

パワーを3段階に切り替えるノブと、バイアス調整用のノブがフロントパネルに。ライブハウス(60W)、スタジオ(15W)、自宅(0.3W)のような使い分けを考えた設定

遠山 アッテネーターと違って真空管独特の音を保ちながら音量を下げられるんです。スピーカーのインピーダンスの特性を踏まえて音として鳴っているはずなので、それを単にアッテネートしただけだとダメなんですね。

―― いや、これはいいなあ。いいですよ。FXループはありますか?

(お構いなしにギターをガンガン鳴らす)

三尾 裏にセンドリターンがあります。ラインアウトもありますよ。

バックパネルにはスピーカーアウトのほか、プリアンプとパワーアンプの間にディレイやコーラスのような空間系エフェクトを接続するためのFXループ、ラインアウト、そしてチャンネル切り替え用のフットスイッチ端子がある

―― プリアンプはJC-120とつなぐと、ディストーションペダルのように使えるんですね。

森川 今は1個しか通してないんですけど、右のスイッチを踏むともう1個通ってブースターになるんです。

プリアンプのスリットにも、もちろんNutubeの光が

―― ソロとクランチのように使い分けられると。これ、今すぐ使える仕様じゃないですか。早く売ってくださいよ。

三尾 いくらなら買ってもらえますか?

―― できるだけ安くお願いします!

(試奏終了!)

(次ページでは、「Nutubeで何を作るのか?」

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