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アスキースマホ総研 第49回

Xperia Z4“タブ”とGALAXY S6に注目、MWCで見た最新スマホを総ざらい

2015年03月17日 11時00分更新

文● アスキースマホ総研

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HTCにレノボ、ZTE
それから中国メーカーの超薄型端末?

ドロイド そのほかのメーカーについては、どんどこ見ていきましょう。スピーディーさんはHTCの発表会にも行ったんですよね?

HTCの次期フラグシップ「HTC One M9」。日本ではこのままでは登場しない?

スピーディー HTCの最新フラグシップ機「HTC One M9」は、デザインは従来のHTC Oneから継承されているんだけど、背面にヘアライン処理をしたり、側面はミラー加工がされていたりと、かなり質感が上がっている。CPUもオクタコアのSnapdragon 810とハイスペック。

基本的にはこれまでのデザインを継承した印象だ

ドロイド リアカメラは2070万画素だから、あそこのセンサーなんでしょう。4K動画の撮影にも対応しています。日本ではそのままでリリースされる可能性はあまり高くないかもしれないですが……。

注目はやはりカメラ。HTCもVRヘッドセットの開発を表明

じまP スマホでもそろそろ日本上陸しそうで、まだしていない、レノボはどうでしたか?

レノボのカメラ強化スマホ「VIBE Shot」

スピーディーさんは、スマホから無線LAN経由で映像を転送する小型プロジェクターが気になった様子

スピーディー コンデジクラスの高性能カメラを搭載したAndroidスマートフォン「VIBE Shot」を発表していたけど、個人的にはスマホと組み合わせて無線LAN経由で映像を送るポケットプロジェクターが面白かったな。持ち運びに便利そう。あと外見で言えば、ZTEの「Blade S6」が面白かったんですよ。

じまP 見た目がぶっちゃけiPhoneっぽいという端末ですね。

日本国内へはSIMフリー端末としての投入が公表されているZTE「Blade S6」

スピーディー 5.5型の「Blade S6 Plus」も展示されていた。日本国内でのリリースが予定されているのは5型HD液晶のBlade S6の方だとか。ZTEはデータ端末やジュニアスマホでは日本でもおなじみのメーカーだし、普通に出来もよかったので、お手頃価格なら人気が出そう。あとZTEだと「GRAND S III」というモデルで、目の虹彩での認証ができて面白かった。スパイ映画みたいだった!

Blade S6には画面が5.5型になったモデルも展示されていた。ぶっちゃけiPhone 6 Plusに似ている

じまP ファーウェイのスマートウォッチの「Huawei Watch」が、クラシックな時計のスタイルでカッコイイです。

スピーディー ああ……。最終日近くにブースに行ったら展示してなくて……来場者が触っているうちにバンドが取れちゃったみたい。それだけ注目度が高かったのかな? スマートウォッチでは、LGの「Watch Urbane LTE」も話題だった。

クラシックな時計のデザインを持つ「Huawei Watch」

ドロイド アウディとのコラボモデルが用意されていたモデルだね。

スピーディー アウディRS5とNFCで連携していたのが車好きの自分にはアツい! ドアにかざすだけでロック解除ができたり、逆にこの時計をかざさないとエンジン始動ができなかったり、心拍数計で居眠りを監視したりとか、いろいろな試みがなされていた感じ。あとはちょっとだけ曲がっている「LG Magna」とかもあった。

アウディコラボモデルも用意されるLGの新型スマートウォッチ「Watch Urbane LTE」。単体でのLTE通信も可能だ

少しだけ曲がっている「LG Magna」

じまP そのほかではどうですか?

スピーディー 世界最薄ギネス記録を持っているという、中国メーカーのGioneeは、5.2型(フルHD)のディスプレーで5.5mmのスマホを出していた。使い勝手がどうなのかは、会場で触っただけなのでよくわからないけど、とりあえずiPhone 6 Plusが分厚く見えるようになった(笑)。

厚さ5mm台のGionee製スマホ。iPhone 6 Plusよりずっと薄い

 それから無茶苦茶面白かったのはInnosという中国メーカーのスマホ。内蔵バッテリーとは別に、さらに通常のバッテリーが取り付けられる。デュアルSIM対応で通知領域にアンテナアイコン2つというのは海外では結構普通だけど、これはバッテリーアイコンが2つ表示される!

なんとバッテリーアイコンが2つだ!

ドロイド (写真を見ながら)なんじゃこりゃ(笑)。

スピーディー バッテリー容量は2つ合わせて、6000mAhだとか。そもそも製品名からして「Innos D6000」。画面サイズが製品名に使われていることがあっても、バッテリー容量というのは聞いたことないよ! 確かに重要だけどね。

取り外し可能なバッテリーのほかに、端末にもバッテリーが内蔵されているようだ。合計で6000mAhだが、さらに動作させたままバッテリー交換が可能という点もポイントとか

最大の注目はWindows Phoneか
国内外のメーカーが続々参戦

ドロイド 日本だと、マウスコンピューターにfreetelと、Windows Phone端末でも盛り上がっている感じでしたが、会場ではどうでしたか?

スピーディー まず会場で見たのは、京セラのWindows Phone端末。ただ、ハード自体は海外向けのタフネススマホを流用していて、そこにWindows Phoneを入れてみたという感じだったので、まずは開発表明をしたというところなのかもしれない。

京セラブースにあったWindows Phoneの開発機。既存ハードにWindows Phoneが導入されていたので、このまま発売されるとは考えにくい

じまP freetelは、「Ninja」というわかりやすい名称でWindows Phone端末を展示していたようですね。

freetelブースに展示されていたWindows Phone端末。5型HD液晶を搭載し、すでに比較的しっかり動作していた。発売に期待!

スピーディー 実際に触ったけど、サクサク動いていました。夏までに登場するということなので楽しみですね。freetelブースはスペースの真ん中に甲冑を置いて、説明員のみなさんも鎧や和服を着たりと、とにかく日本をわかりやすくアピールしていました。来場者の人も大喜びでしたよ。

日本発であることをMWC来場者にわかりやすくアピール

 MWCの会場全体で見ると、いろいろなブースでWindows Phoneの開発機を見る機会が多くて、その意味では2014年とは全然違ったけど、Windows Phoneが今年のMWCの主役というほどではなかったかなあ。


(次ページでは、「【まとめ】サムスン反撃/Windows Phone/中国メーカーに注目」)

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