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東日本大震災被災地の現状と、子供たちの笑顔を作る破牙神ライザー龍

2015年03月11日 10時00分更新

文● MOVIEW 清水、編集●オオタ/ASCII.jp

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その「破牙神ライザー龍スーパーライブ」はどのようにして企画されたんでしょうか。

佐藤さん:被災地の特に沿岸部では仮設住宅の建設で平地のほとんどが消え、また福島県や、福島県に隣接する宮城県南地区の子供たちは常に放射能の線量を気にする必要があり、外で遊ぶ機会が減っていると聞きます。

 そして、何より、私たちがスーパーライブを開催するという決断の引き金になったのは、気仙沼へ公演に行ったリュウプロジェクトのメンバーが、父兄からこんな話を聞いたことです。

 「毎年、TVヒーローのライブツアーが仙台にやって来て、テレビで盛んに宣伝するので、子供たちが見に行きたがる。でもライブツアーの観覧料は数千円。気仙沼から親子4人で行けば、高速道路の料金、ガソリン代、昼夜の食事代も含めて 3~4万円の出費になってしまう。連れて行ってあげたいが、仮設住宅暮らしては、とてもそんな余裕はない」

 そんなお話を聞いて、「TVヒーローのライブツアーと同レベルのショーを見せてあげられるのは、オレたちしかいない!」と盛り上がって始まりました(笑)。

 そして去年、その1回目を開催したのですが、1608人の枠に1964人の応募がありました。来場者にアンケートを採ったのですが、690人の方が書いてくださった。家族単位で来られますから、もうほとんどの方が書いてくださった感じです。そしてみなさんからまた見たいと言っていただけて、それだけ期待されたら今年も開催しないといけませんよね! ということになりました。

 ただ、メンバーは本業がありますからほかの仕事をしながら、日々のボランティアの慰問も行ないつつ、スーパーライブの準備もしなければなりません。みんな一杯一杯で、とても広報まで手が回りません。昨年は6月5日が締切だったのですが、締切を過ぎてから「今日チラシを見たのですが申し込みできませんか」とか、「キャンセル待ちはありませんか」といったお話が多数きたんです。あるいは終わってから知らなかったというような話を聞いたり。そういうことを聞くと非常に申し訳なく思います。

 私たちができるのは、龍が呼ばれていく幼稚園や保育園で紹介することくらいしかできませんし、宮城県の全世帯に告知するような広告を打つ費用もお金もありません。後援についていただいているテレビ局のパブ枠は使えますが、せいぜい1回というところです。

 お読みの方はぜひ、破牙神ライザー龍スーパーライブをご紹介していただければと思います。

みんなの苦手なこと、嫌いなことを一つ好きになるという約束をする園児たち。ただ楽しませるだけでなく、子供たちを一つ成長させる。それもヒーローの役目

最後に、スーパーライブに向けての意気込みをお聞かせいただけますでしょうか。

佐藤さん:皆様の声に応え、今年もリュウプロジェクトが総力をあげてお届けする破牙神ライザー龍スーパーライブ。ぜひ、ご家族、ご友人お誘い合わせのうえお申し込みください。

ありがとうございました。

「破牙神ライザー龍スーパーライブ2015」は7月11日(土)、7月12日(日)に4ステージ開催。合計1608名を無料招待

 「破牙神ライザー龍スーパーライブ2015」は6月5日まで観覧希望者を募集中。詳しくはこちらを参照してほしい。また、MOVIEWでは破牙神ライザー龍特設ページを開設した。「破牙神ライザー龍スーパーライブ2014」DVDプレゼントも実施する予定なのでぜひご覧いただきたい。

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