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今、買うべき春デジギア 2015 第2回

速さこそ正義!

「RT-AC87U」 - 最大1734Mbps+600Mbps、“爆速”をデザインした11acルーター

2015年03月19日 11時00分更新

文● 高橋量、編集●ハイサイ比嘉

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最大1734Mbps+600Mbpsの高速通信

 「RT-AC87U」は4×4 MIMO対応で、11ac接続において最大1734Mbpsの転送速度を実現するという印象的な製品だ。TurboQAM対応により、11n接続の場合も規格上の最大速度600Mbpsで転送可能としている。1GHzもの高クロックで動作するCortex-A9ベースのBroadcom BCM4709デュアルコアプロセッサーの恩恵も大きい。

MIMOの違いによる最大通信速度の違い

 また「RT-AC87U」の電波到達範囲は、465m2とかなり広い。今回のレビューにあたって鉄筋造りのマンション内で電波が届くかどうかを軽く調べてみたのだが、自宅の端から端まで十分に電波が届いていた。到達範囲の広さについては、アンテナ3本のモデルに比べて33%も広いとのこと。自宅で無線LANの電波が届かなくて困っている人は、ぜひ「RT-AC87U」を試していただきたい。

 トレンドマイクロの「Trend Micro Smart Home Network」技術を使用する「AiProtection」機能を搭載することで、悪質なウェブサイトへのアクセスブロック、ペアレンタルコントロールの実行といったセキュリティ対策をルーター単体で実現している点もポイントだろう。

 Macユーザーなら、Mac OS Xのバックアップ機能「Time Machine」をサポートしている点も見逃せない。Macでデザインや映像の制作に携わっている方なら、「RT-AC87U」に大容量HDDを接続することで、巨大な素材データもやすやすとバックアップできるのだ。

デザインや映像の制作に携わっている方なら、Mac OS Xのバックアップシステム「Time Machine」にも対応している点に注目だ。「RT-AC87U」に大容量HDDを接続することで、巨大な素材データもバックアップしやすい

充実したインターフェースと強力なアンテナ

 インターフェースとしては、1000BASE-T対応WANポートと有線LANポート×4、USB 3.0端子、USB 2.0端子が用意されている。端子の数については十分だろう。Wi-Fiルーターとして利用する場合は「RT-AC87U」のWANポートにネット回線のLANケーブルを挿せばOK。

前面のインターフェースは、右側のカバー下にあるUSB 3.0端子のみ。左側にはLEDとWiFiのオンオフを切り替えるボタンが用意されている

背面にはUSB 2.0端子、WPSボタン、WANポート、有線LANポート×4、リセットボタン、電源ボタン、電源コネクターが配置されている

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