ゲームに、創作に。“てんこ盛り”の最上位モデルを試す

持ち運べるデスクトップ級マシンをブン回せ!-NEXTGEAR-NOTE i5702

文●天野 透、編集● 鈴木誠史/ASCII.jp

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デスクトップ機を圧倒するベンチ結果!

 「NEXTGEAR-NOTE i5702PA1」はデスクトップ用CPUであるCore i7-4790Kを搭載。合計32GBのDDR3メモリーや、PCI Express ×2接続のPlextor製「M6e M.2」512GB SSDを搭載していると聞けば、否が応でも期待値は上がる。

CPUはCore i7-4790K

GPUはGeForce GTX 970M

32GBのDDR3メモリー

PCI Express ×2接続の512GB SSD

 その性能の高さを見ようと、各種ベンチマークを走らせてみた。まずは小手調べに「Windows システム評価ツール(WinSAT.exe)」でサクッと概要を確認した、のだが……このベンチ結果で格の違いをまざまざと見せつけられた。下記の画像がその結果だ。

「Windows システム評価ツール」の結果

 お分かりいただけただろうか。「一番低い」サブスコアがなんと8.25。しかもこのスコアが付いた項目は「プライマリハードディスク」、つまりM.2接続のPlextor M6eの性能テストだ。

 M.2はPCI Express接続がえらべるSSDの最新インターフェースで、従来のSATA3.0接続を大幅に上回る転送速度を誇る。その上M6eは高性能SSDとして多くのユーザーから抜群の評価を得ており、現行のストレージ環境でほぼ最強といえる構成のはず。それがWinSAT.exeで、まさかのシステム内最低評価を食らってしまった。一体どんだけハイレベルなんだコイツは。

 では、「性能が一番低い」ストレージとはどんなものだろうか。今度は「CrystalDiskMark」を走らせてみた。その結果はシーケンシャルリードが666.1MB/s、同じくシーケンシャルのライトは601.2MB/sなどといった数値だ。これだけの速度であれば、重いMMORPGゲームの読み込みも問題ない。というか、これのどこが「一番低い」じゃい。

「CrystalDiskMark」の結果

「CrystalDiskMark Seconderey HDD」の結果

 CPUの処理能力を計測する「CINEBENCH」でも、結果は総じて高い。特にOpenGLの結果は127.53fpsというトンデモナイ数字で、これがノートパソコンであることを忘れてしまいそうである。流石にデスクトップ用CPUの中でも上級モデルのCore i7を搭載している、といったところか。

「CINEBENCH R15」の結果

 総合系ベンチマークの「PCMark」の「PCMark 8 Home Accelerated 3.0」は「4959」、マシンの総合的な性能を計測する「PCMark 7」では「6447」というスコアを叩きだした。

「PCMark 7」の結果

「PCMark 8」の結果

 ノートの常識を超えている「NEXTGEAR-NOTE i5702PA1」のモンスターマシンぶりがよく分かる結果となった。

 マシンの3D性能を計測する「3DMark」では、もっとも負荷の高いDirectX 11相当の「FireStrike」で「6857」という結果だった。他のGeForce GTX 970M搭載機テストでも高スコアを出していたが、やはりこのチップはデスクトップモデルに引けをとらない3D性能を備えており、ハイエンドゲームの強い味方だ。

「3DMark」の結果
FIRE STRIKE EXTREME3445
FIRE STRIKE6857
SKY DIVER20319
CLOUD GATE24030
ICE STORM EXTREME139057
ICE STORM UNLIMITED157654
ICE STORM154535

 最も重くなる設定で各種ゲームのベンチマークを走らせてみたところ、どれも最高評価を弾き出した。「FINAL FANTASY XIV: A Realm Reborn ベンチマーク キャラクター編」の平均フレームレートは78.531というヌルヌル動作である。現状このマシンでゲームをプレイする際に、スペック不足で困るということはまず無いといってよいだろう。

「FINAL FANTASY XIV: A Realm Reborn ベンチマーク キャラクター編」の結果

ゲーム系ベンチマークの結果
Biohazard 6 Benchmark8005、ランクS
MHFベンチマーク【大討伐】15792
マウスコンピューター/G-Tune

(次ページ、「ゲーム専用機にしてしまうにはもったいない!」に続く)