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新生活に備えて買っておきたい周辺機器を利用シーンごとに紹介

Ingress、ハイレゾ…この春ハマりそうなアイツ用のガジェットをゲット!

2015年03月17日 11時00分更新

文● 二瓶 朗 編集●村山剛史/ASCII.jp

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ハイレゾ楽曲鑑賞にハマりつつある筆者が使う周辺機器×3

 iPhoneではハイレゾ再生が不可能ということでちょっと様子を見ていたものの、じつはMacBook Air(MBA)で可能と気づいてからは、ハイレゾ配信サービスで楽曲を購入しまくり、仕事場でハイレゾ楽曲を楽しむ毎日だ。

 ただ、ハイレゾ楽曲のファイルサイズはかなり大きめなので、ついでにダウンロード環境も整えようと、最大通信速度ギガ超えの無線LANルーター「WRC-1750GHBK2-I」を導入。

 そして、楽曲のファイルサイズが大きいゆえに、MBAの内蔵SSDに保存するのは心許ないということで、楽曲保存用として外付けHDD「SGD-BP020UBK」をチョイス。NASという選択肢も存在するが、まずは仕事場でじっくり楽しもうと思っているので今のところは外付けHDDで十分と判断。

 万が一に備え、MBAやスマホのデータをバックアップできる機能付きのものだ。そしてMBAにDAC内蔵ヘッドホンアンプを接続したら、ハイレゾ対応イヤホン「EHP-CH2000」を挿して、ハイレゾ音楽鑑賞環境は整った。

 未だ試行錯誤中だが、楽曲の管理と再生は基本的にiTunesを利用し、ハイレゾ楽曲再生のみ「Audirvana Plus」に任せている。

 DAC内蔵ヘッドホンアンプはiFI-Audio「nano iDSD」を愛用している。ポータブルタイプにもかかわらず、384kHz/32ビットまでOKとスペックも優秀だし各種フォーマットに対応しているので、しばらくは買い直す必要もないだろう。

 また仕事場での据え置き型として使うにも邪魔にならないところも気に入っている。バッテリー駆動も可能だが、筆者はMBAからUSBバスパワーで駆動させている。Windowsと接続するなら専用ドライバーを用意する手間が必要となるが、Macならそのまま使い出せるところもありがたい。

 ハイレゾ音楽なんて自分の耳じゃわからないよ……なんて思っていたが、一度聴いてみるとその諦念的な価値観がひっくり返ってしまった。みなさんにもこの春にぜひ試していただきたいものだ。

無線LANルーター「WRC-1750GHBK2-I」

 新型エレコム製無線LANルーターのフラッグシップモデルとなる「WRC-1750GHBK2-I」。当然IEEE 802.11acに対応し、その最大転送速度は1300Mbpsとギガ超え! ハイレゾ楽曲のようなサイズ大きめのファイルでもWi-Fiでサックサクダウンロードできる。ハイレゾに興味あるなしに関係なく、スマホも11ac対応になりつつある今こそ、無線LANルーターの買い替えどきだ。

ハイレゾ音楽をガリガリダウンロードするMBAには、ギガ超え11ac通信対応の無線LANルーターがベストマッチだ

光学ドライブを搭載しないMBAからは、「システム環境設定」→「ネットワーク」からSSIDを選択、パスワードを入力すれば設定完了。SSIDとパスワードは付属の「設定情報シート」に記載されている

最速のフラッグシップ機とはいえ、サイズはコンパクトな「WRC-1750GHBK2-I」。アンテナが飛び出ているわけでもなく、部屋のどこにおいても邪魔にはならないサイズだ

WRC-1750GHBK2-Iの主なスペック
無線LAN規格 IEEE 802.11ac/n/a/b/g
周波数帯 2.4GHz、5GHz
伝送方式 IEEE 802.11ac:MIMO-OFDM方式、11n:MIMO-OFDM方式、11g:OFDM方式、11b:DS-SS方式、IEEE 802.11a:OFDM方式
伝送速度(理論値) IEEE 802.11ac:最大1300Mbps、11n : 最大450Mbps、11g:最大54Mbps、11b:最大11Mbps、11a:最大54Mbps
内蔵アンテナ 5GHz帯:送受信3本、2.4GHz帯:送受信3本
セキュリティ SSID(ステルス設定可)、WPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(TKIP)、WEP(64bit/128bit)、MACアドレスフィルタリング
有線LAN規格 1000BASE-T、100BASE-TX、10BASE-T
有線LAN端子 RJ-45型8極×5ポート(WAN×1、LAN×4)
WAN設定 DHCP、固定IP、PPPoE(2セッション)
LAN設定 DHCPサーバ、固定IPアドレス
外形寸法 約幅26×奥行き130×高さ182.5mm
質量(本体のみ) 約237g

ハイレゾイヤホン「EHP-CH2000」シリーズ

 ハイレゾ対応製品に本気の取り組みを見せるエレコムが送り出した製品の1つがこの「EHP-CH2000」シリーズ。スマホ用マイクが搭載されているモデルも用意されているが、ここではヘッドホンアンプに接続するということでマイクなしタイプを使用している。

 ハウジングには高剛性真鍮を採用して余分な振動が低減されているほか、新構造の音孔構造「Magnetic Turbo Axial Port」の採用により、低域から高域までスムーズな楽曲再現が可能となっている。実際に使ってみると、ハイレゾならではの情報量を存分に体感でき、特に低音の力強さが響いてくる(著者の主観なのでご了承いただきたい)。

 また絡みにくく耐性に優れたケーブルが採用されていて、携帯にも便利。なおEHP-CH2000はドライバー直径が12.5mmとなっているが、やや小型、ドライバー直径9.8mmの「EHP-CH1000」シリーズも用意されている。

EHP-CH2000を装着したところ。真鍮ハウジングは手に持ったときには重量感があるものの、耳に装着すると不思議と重みを感じない。バランス良い設計のたまものなのだろう。デプスフィットイヤーキャップで密閉性も向上。イヤーキャップはS/M/Lの3種類付属する

DAC内蔵ヘッドホンアンプにEHP-CH2000を接続! ハイレゾ音源が耳から注ぎ込まれてくる

カラーバリエーションは2色。真鍮ハウジング部分が金色でケーブルが黒色の「ゴールド」と、ハウジングが銀色でケーブルが赤色の「シルバー」がラインナップ

EHP-CH2000の主なスペック
サウンドシステム 密閉型
装着方式 耳栓タイプ
ドライバーユニット ダイナミック型 φ12.5mm
スピーカ入力インピーダンス 16Ω
音圧感度 100dB/1mW
最大許容入力 100mW
再生周波数帯域 5Hz~40kHz
コード長 1.2m(Y型)
プラグ φ3.5mm 3極ミニプラグ(L型)
外形寸法 ヘッドホン本体:幅14.12×奥行き22.78×高さ30.41mm(コード含まず)
カラー ゴールド/シルバー
質量 約11.6g(コード含まず)
付属品 イヤーキャップ(S/M/L)、コードキーパー、ポーチ

バックアップ機能搭載外付けHDD「SGD-BP」シリーズ

 エレコムが発売する、あのSeagate製の外付けHDD「SGD-BP」シリーズ。内蔵HDDの容量は2TBと3TBで、ダウンロードしたハイレゾ楽曲をガンガン保存できる。特徴は「バックアップ機能」。Windows標準のバックアップ機能やMac OSのTime Machine機能に対応するのはもちろんだが、専用アプリを使えばスマホやSNSの各種データまでバックアップ可能だ。

 さらに、外出時にスマホで撮影した写真や動画をDropboxやGoogleDriveなどを経由してバックアップする機能まで搭載。スマホの内部ストレージ容量を気にせず撮影しまくれる。

MBAと「SGD-BP020UBK」を接続。インターフェイスはUSB 3.0

Facebookに投稿した写真やスマホ内の写真をバックアップできる専用ソフト「Seagate DASHBOARD」。直感的なインターフェイスが◎。画面はMac OS版だがWindows版もあり

「SGD-BP」シリーズの外観はシンプル。ファンレスなので動作音も静か。音楽鑑賞の邪魔になるようなこともない。ちなみに裏返すと、発色の良いブルー色で覆われている

SGD-BP020UBKの主なスペック
対応PC USB 3.0またはUSB 2.0ポートを搭載したPCおよびMac
対応OS Windows 8.1/8/7/Vista、Mac OS X 10.10/10.9/10.8/10.7/10.6
外形寸法 幅118.1×奥行き179.4×高さ41.5mm
重量 860g
容量 2TB
回転数 非固定
インタフェース USB 3.0/2.0

(次ページでは、「活動量を知り、安心と共に行く! 撮影旅行中にうれしい周辺機器×3」)

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