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2015年の転換期、メーカーはパソコン市場をこう考えている 第8回

「流れを作る」Chromebookで話題のエイサーに聞く2015年

2015年03月14日 10時00分更新

文● 鈴木誠史/ASCII.jp

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「Windows 10」は、
今までの流れをくみながら新しい考えを取り入れている

── 2015年における注目のトピックとして「Windows 10の登場」があります。これに対して、日本エイサーではどのように捉えていますか?

安藤 とても期待しています。Windows 8登場時の報道は決して高い評価とはいえず、それもあって数年前のパソコンから買い替えを進められない方もまだまだいると思います。今までの流れをくみながら新しい考えを取り入れてるのが「Windows 10」だと思いますので、そこに関する期待はとても大きいです。

 また、発売後1年間は無償でWindows 10にアップグレードできる点にも期待していますね。その理由は「最新のパソコンに買い替える」「OSをアップグレードする」ということが、お客様の適切なタイミングで可能だからです。欲しいときに欲しいものが買える…つまり、Windows 10の発売まで買い替えを待つ必要がないのは、お客様にとって重要なことではないでしょうか。

Windows 7、Windows 8.1のユーザーは、Windows 10発売後の1年間は無料でアップデートできる

前例のない新しいことに挑戦する

── クラウドサービスの「BYOC」を軸に、Windows製品とスマートフォン、そしてChromebookとトピックも多く、2015年への期待は大きいのではないですか。

安藤 期待できる新しいことに挑戦していかなければ、と考えています。ハードウェアだけのメーカーから変化し、日本ではそれほど前例のないパーソナルクラウドを展開していきます。既存のクラウドサービスももちろん便利ですが、より自分好みにできるのが「BYOC」です。

 そして、Chromebookはこれからが勝負です。2014年にいち早く手に入れた方が、評価を下すのが2015年になると思いますので。

 AndroidのスマートフォンやGmailを利用していたり、Googleのアカウントを持っている方はとても多くいらっしゃいます。その方々へ「あなたがChromebookを使う準備は、すでに出来ていますよ」とお伝えできるかどうかが鍵になります。アカウントさえあれば外でも自宅と同じ環境が構築できるのがChrome OSの特徴のひとつです。今まで通り量販店だけでなく、旅館やシェアハウスなど様々な形でお客様がタッチ&トライしている可能性は充分にありますね。

── Chromebookは、今までの製品とは違う広まり方を見せそうですね。

安藤 はい。ただし、無理に誰もがChromebookを使う必要は決してありません。Windows製品、スマートフォン、クラウドサービス、すべてに素晴らしい魅力がありますから、「自分にピッタリなものを選んだら、実はそれがエイサーの製品だった」と、そうなれれば最高ですね。

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