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今年も話題のスマホがたくさん発表! MWC 2015レポ 第18回

レノボの低価格Windowsタブ「MIIX 300」は、価格以上の価値があるぞ!

2015年03月05日 20時00分更新

文● 平澤寿康 編集● ASCII.jp

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LTE版も用意されるお買い得Androidタブ
TAB 2 A10-70/TAB 2 A8

 TAB 2 A10-70とTAB 2 A8は、Androidタブレットの新モデルだ。こちらもMIIX 300同様に非常に低価格に設定されている点が特徴で、TAB 2 A10-70は199ドル~、TAB 2 A8は129ドル~となる。また、どちらもWiFi版に加えてLTE版が用意される。LTE版の価格は、TAB 2 A10-70が279ドル、TAB 2 A8が179ドルと、LTE対応でもかなり安価な設定となっている。

 仕様面での大きな違いは液晶サイズと表示解像度で、TAB 2 A10-70は10.1インチで表示解像度が1920×1200ドット、TAB 2 A8は8インチで表示解像度が1280×800ドットとなる。

 双方ともパネルはIPSなので、視野角は十分に広く、どの角度からもしっかり表示内容を確認できる。発色もこのクラスのタブレットとしては十分満足できるレベルだ。

10.1インチ液晶搭載の「TAB 2 A10-70」。表示解像度は1920×1200ドットと十分に高精細。IPSパネルのため表示品質も優れる

8インチ液晶搭載の「TAB 2 A8」。解像度は1280×800ドット。こちらもIPSパネルで広視野角かつ高品質の表示が可能

 TAB 2 A10-70ボディは、10.1インチ液晶搭載タブレットとしてほぼ標準的なサイズだ。厚みは8.9mmと9mmを切っており、まずまずの薄さと言える。ただし重量は509gとやや重く、長時間手に持って使うのは少々辛いという印象だ。

 本体デザインは、背面の側面付近がなだらかにカーブした、レノボブランドのタブレットとして標準的なもの。ヘアライン処理などは施されておらず、高級感は感じられない。

背面デザインはシンプル。凝った装飾などもなくあまり高級感は感じられない

高さは8.9mmとまずまずの薄さだが、重量は509gとやや重い

 スペックは、CPUがMediaTek製64bitクアッドコアCPU(1.5GHz)、メモリーが2GB、内蔵ストレージが16GBで、外部ストレージとしてmicroSDカードが利用可能。通信機能は、Wi-Fi版がIEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0をサポートし、LTE版ではさらにLTE/3G通信も可能。LTE版の対応SIMカードはmicroSIMとなる。

 カメラは、800万画素のリアカメラと500万画素のフロントカメラを搭載。内蔵バッテリー容量は7000mAhと大容量で、駆動時間は10時間と、なかなかの長時間駆動が可能となっている。OSはAndroid 5.0。

左側面には電源ボタンとボリュームボタン、microUSB端子を配置

上部側面にはヘッドホン出力がある

右側面にはコネクタなどの配置はない

microSDカードスロットとSIMカードスロットは左側面に用意

リアカメラは800万画素で、フロントにも500万画素のカメラを搭載

 また、ドルビーの高音質技術「Dolby Atmos」に対応する点も大きな特徴で、動画視聴時などに迫力のあるサラウンド音声が楽しめる。実際にヘッドホンでサウンドを確認してみたが、頭の周囲を音がぐるぐると動き、非常に臨場感がたかまることを確認できた。10.1インチと液晶画面も大きく、映画などの鑑賞用として大きな魅力となるはずだ。

「Dolby Atmos」対応で、臨場感に優れるサウンドが楽しめる。特に映像鑑賞などはヘッドホンの利用がおすすめだ

 一方のTAB 2 A8も、デザインコンセプトはTAB 2 A10-70とほぼ同じで、低価格タブレットとしてオーソドックスな見た目だ。高さは8.9mmで、重量は360gと、サイズや重量も標準的だ。

背面は樹脂製で、こちらも凝った装飾などはなく高級感はあまりない

TAB 2 A8は、厚さ8.9mm、重量360g。低価格8インチタブレットとしてはほぼ標準的なサイズと重量だ

 スペックは、CPUがMediaTek製64bitクアッドコアCPU(1.3GHz)で、メモリーは1GB、内蔵ストレージは最大16GBと、TAB 2 A10-70に比べてやや控えめな仕様となっている。通信機能は、Wi-Fi版がIEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0をサポートし、LTE版ではLTE/3G通信も可能で対応SIMカードはmicroSIM。カメラは、500万画素のリアカメラを搭載する。バッテリー駆動時間は8時間。こちらもOSはAndroid 5.0を採用する。

左側面にはコネクターはなく、microSDカードスロットとSIMカードスロットを保護する蓋が見える

上部側面にはmicroUSB端子とヘッドホン出力

右側面には電源ボタンとボリュームボタンを用意

左側面のフタを開けると、microSDカードスロットとSIMカードスロットが現れる。SIMカードはmicroSIMに対応

背面には500万画素のリアカメラを搭載

液晶面にはステレオスピーカーを搭載し、映像鑑賞時には単体でステレオサウンドを楽しめる

 発売時期は、TAB 2 A10-70が2015年4月、TAB 2 A8が2015年6月を予定している。なお、こちらも現時点で日本での発売は未定だ。


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