LENOVO PRESENTS SLOPESTYLE SUPPORTED BY SUPER SPORTS XEBIO
国内最大のスノボイベントで、パワーあふれる10代の姿に直面した
2015年03月16日 17時00分更新
男女ともに優勝は中学生、センセーショナルな結末に
男子の部では予選を勝ち抜いた15名と大会招聘選手5名の計20名が、AグループとBグループに分かれ、2本のランを実施。その良いほうの得点から、8名が残り、以降は勝ち抜き形式で準々決勝、準決勝、決勝を競う形となった。
注目は昨年の覇者で、2014年のソチ冬季五輪で8位入賞を果たした角野友基選手。グループBの6番手としてハイレベルなトリックに挑戦。会場を大いに沸かせた。しかしいずれも最後の着地が決められず、惜しくも準々決勝に残ることができなかった。
激戦となった準々決勝以降で異彩を放ったのは、10代のライダーたちだ。準決勝に進出した4名のうち、米国の24歳ショーン・ライアン選手を除く、3名が10代という状況で、ランを重ねるたびにスコアも伸び、若い力の可能性を印象付けた。
このうち2015年のSLOPESTYLEを制したのは、決勝1本目の失敗の後、2本目の滑走で、SB900、B1080を決め、283.0ptの高得点をマークした14歳・脇田朋碁選手。会心のジャンプを決めた後、ギャラリースペース前のブレーキングトラックに滑り込むように倒れこみ、駆け寄った角野選手と抱き合って健闘を称えあった。角野選手とはインタビュー後もハイタッチ。満面の笑みで競技を終了した。
2位となったショーン・ライアン選手は、274.0ptを獲得。決勝では脇田選手に一歩及ばなかったものの、本戦ではおおむね260pt以上の高スコアをマーク。安定し、ダイナミックな滑りを続けた。3位には準決勝の得点上位者として飛田流輝選手が入った。
今年から開催の女子の部でも10代の選手が活躍した。優勝は若干13歳の岩渕麗楽選手。決勝1本目のジャンプではCAB540、そして高さのあるB360のジャンプを決め、245.0ptを獲得。初代王座の座を射止めた。
なお、コース内に設けられた“LENOVO RAIL”上での技を競うLENOVO賞は、角野友基選手と佐藤亜耶選手が受賞。賞品として「YOGA 3 Pro」が贈られた。