フィルムカメラを使って投稿するユーザー
―― ダンさんから見て、日本のユーザーはどのように見えますか?
ダン 使い方としておもしろかったのは、小物を置いたり、小さいおもちゃを入れて、それを写真の風景にするユーザーが多かったこと。これは日本以外ではあまり見られないですね。もうひとつは、動物に関するアカウントをフォローしているのですが、日本はペットや動物が文化の一部としてすごく根付いている部分があります。
―― お台場のInstaMeetではデジカメで撮影し、Wi-Fi経由でスマホにデータを転送して投稿する姿が見られた(関連記事)ようですが、グローバルでもあることなんですか?
三島 そうですね。
ダン アメリカでも大阪でも見られたのですが、フィルムカメラとモバイルデバイスの両方で撮影して、投稿しているユーザーがいました。
―― フィルムカメラ!
三島 撮って、現像して、データとして取り込んで、それを加工して投稿するんです。結構フィルムは大変なんですが、Instagramを始めるようになってフィルムカメラ使い始めた人もいます。フィルムでしか出せない味やフォーカスの当て方など、いろいろ発見したようで。Instagramをきっかけにいろいろなデバイスを試してみたり、という人も多いですね。
―― フィルムっぽい加工もできるのに、あえてフィルムを使うのは不思議ですね。
三島 そうですね(笑)。InstaMeetに来ると、いろいろなデバイスを持っているユーザーがいるので、その人たちがどういう写真を撮っているのかを発見できる場にもなっています。
(次ページでは、「日本でのInstaMeetの状況は?」)