コントロールパネルから「Settings」への移行が狙い?
Windows 10、コンパネは継続、PC設定は扱いが変わった
2015年03月02日 09時00分更新
発売時期は確定していないが、今年中に登場すると噂されているWindows 10。Windows 8.1の後継OSとして、いろいろな機能のブラッシュアップが行われている。
この連載ではプレビュー版の「Windows 10 Technical Preview」を利用し、Windows 10の新機能の紹介、解説する。
Windows 7まで、OSをはじめ様々な設定はコントロールパネルから行っていた。しかし、Windows 8では、コントロールパネルに加え、「PC設定」という設定項目が別途用意された。ここでは、ネットワークやデバイス、アカウントなどの設定が行える。
コントロールパネルの設定と重複している項目が多いものの、コントロールパネルもしくはPC設定のどちらかでしか設定できない項目もあった。
Windows 10ではチャームが廃止されたので、「PC設定」という項目は消えた。しかし、その代わり、スタートメニューの「Places」に「Settings」という項目が表示されている。「Settings」を開くと、「システム」「デバイス」「パーソナル設定」「保守と管理」など「OneDrive」を除きPC設定と同じ項目が並んでいる。従来と同様、ショートカットのWin+Iキーでも「Settings」が開く。
設定場所が重複しているのは不評だったが、マイクロソフトはコントロールパネルから「Settings」への移行を狙っているようだ。その証に、「Windows Update」がコントロールパネルからなくなり、「Settings」の「保守と管理」からアクセスするようになった。まだ利用できないが「ジオフェンス」のような新しい設定も追加されていたり、あちこちのメニューが英語のままになっている。今後のアップデートも要チェックだ。
「Settings」の画面。シンプルなアイコンが並んでいる
Win+Xキーのメニューからコントロールパネルを開ける
「Settings」のウィンドウはストアアプリのように変更できるサイズが決まっている。また、小さくすると表示スタイルが変わる
自宅やオフィスを設定して、そのエリアに入ると通知してくれる「ジオフェンス」などの機能も用意されている
この連載の記事
-
第83回
PC
Windows 10は「ゲストアカウント」が存在しない!? -
第82回
PC
Windows 10にBootCampが正式対応した -
第81回
PC
Windows 10、新「ビルド10525」がリリースされた! -
第80回
PC
Windows 10の強制アップデートを延期する・無効にする -
第79回
PC
Windows 10、早速強制アップデートの弊害が起きる -
第78回
PC
もうパワポは不要!? Windows 10も対応、無料アプリ「Sway」 -
第77回
PC
Windows 10で設定画面を「ブラック配色」にする方法 -
第76回
PC
Windows 10でも「ゴッドモード」が用意されていた! -
第75回
PC
Windows 10を「予約したユーザー」のためのアップグレード方法 -
第74回
PC
Windows 10へアップグレード前に回復ドライブを作成する方法 -
第73回
PC
Windows 10を手動でアップデートするテク - この連載の一覧へ