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SPARC M10が「2階層SAP SDベンチマーク」で世界最高性能を再度達成

富士通UNIXサーバー、リソース2割減でも世界最高性能

2015年02月27日 17時34分更新

文● ASCII.jp編集部

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 富士通は2月27日、UNIXサーバ「SPARC M10-4S」と「Oracle Solaris 11」及び「Oracle Database 12c」の組み合わせが、基幹業務アプリケーションのベンチマークテスト「2階層SAP SD(Sales & Distribution:販売管理)ベンチマーク」において世界最高性能を再度達成したと発表した。

 2階層SAP SD ベンチマークは、「SAP enhancement package 5 for SAP ERP 6.0」(SAP ERP)を使用し、1秒以内のレスポンスが維持、継続される同時アクセスユーザー数をカウント。ビジネスアプリケーション、データベース、プラットフォームを組み合わせた実際の企業ユーザーを想定したシステム環境で測定するため、SAP ERPに限らずエンタープライズシステム全般のプラットフォーム選定における有効な指標の一つと考えられているという。

 ベンチマークに使った「SPARC M10-4S」は、富士通が開発したプロセッサー「SPARC64 X+」を32基搭載したサーバーだ。同社では既に「SPARC64 X」を40基搭載した「SPARC M10-4S」で世界最高記録を達成しているが、この機種より20%少ないCPUリソースで、今回は世界最高記録を更新したという。

 この結果について富士通では、「今回の世界最高性能は、オラクル及びSAPとの長年に渡る協業関係の成果」としている。

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